音楽媒体について
- 2009/04/20 00:23:01
投稿者:こういち
皆さんに質問します♪
ここに参加してくださっているメンバーの方達は、殆どの方が自分よりも年上の方だと思うのですが、、、(自分は高3です)
JAZZを聴かれるときに、CDで聴かれるでしょうか?レコードでしょうか?
自分は、新たに買う場合は、ほとんどがCDですが 父親のコレクションの大半がレコードですので それも良く聴きます。
レコードでも、国内盤と 輸入盤では輸入盤の方がメリハリが利いた音がするように思います。めったに使わせてくれませんが 高い針を使っても音が違うようですw
次にCDの話ですが、CDも録音フォーマットが様々で、普通に録音したもの、20bitK2(今はこれが主流のようです)、XRCD、SACD、最近ではSHM-CDというのも出て来ました。自分の感想では、SACDだけは、ちょっと次元が違う音(立体感)のような気がしますが 後のフォーマットは あまり違いがわからないのですが どうなんでしょうか?
ブローバイブローは、自分も大好きなアルバムで、何度か聴いています。スキャッターブレインの、あの早弾きのところから 悲しみの恋人達に移る瞬間の部分は、何回聴いてもしびれますね~♪
うちの父は、大体いままで 自分が名前を出して来た人達が、殆ど好きですよ。 その影響で自分も聴くようになったんです。
じゅんた先輩や 風太さんのようにギターも多少は やっていたようです。(途中で挫折したらしいですがww)
そのせいかギターのジャズは、今でも好きなようですね。
JAZZのギタリストでは、ウエス、タル・ファーロウ、バーニー・ケッセル、ケニー・バレル、ハーブ・エリスなどが好きなようですよ。
もし好きだったらごめんなさい。本人いわく 嫌いなギタリストは、パット・メセニー(音にメリハリが無い)、ジョー・パスのソロアルバム
(聴いててすごく疲れる)そうです。
教えるなんてとんでもない、逆に教えてもらってます!
そうです、ジェフ・ベックです。
風太さんも俺も彼の作品の中では、ブローバイブローが好きです。
おとうさんはジャズでは誰が好きなんですか?
真空管アンプいいですね~♪ 自分も お金があったら 安いのでいいから聴いてみたいですねww
いつか 大人になって高給取りになれたらww JBLとかの大きなスピーカーを部屋に置いて聴いてみたいですねw
うちの 近所にあるジャズ喫茶には、アルテックのA7という 巨大なスピーカーが置いてあって マスターが大音量で聴かせてくれますよw(たまーにしか 行かないけどw)
うちの父もレコードコレクションしてくれないかなぁ( *´艸`)
コメントありがとうございます、
風太さん
音楽の記録媒体について、本当にていねいに解説してくださって ありがとうございます。
今まで、自分がわからなかったことが、いろいろわかって 本当に勉強になりました。
特におどろいたのは、海外レーベルの音源が、日本にはマスターテープをダビングしたものを 送ってきていて
国内盤はそれを元にレコードを作っていたんですね、、、;;
ビデオだってダビングすれが 画質や音質がいっぱつで悪くなりますから ものすごく納得できます。
だから、JAZZのレコードでも、俗に言うオリジナル盤っていうのは、非常に値段が高いんですね。
CDについての、記録方法についての説明をわかりやすく ていねいに書いていただいてありがとうございました。
早速キースジャレットのアルバム「最後の審判」のSHM-CDを買って聴いてみましたが これはたしかにすごいですね!!!
チャーリー・ヘイデンのベースが、床に響くし ポール・モチアンのシンバル、ハイハットの音が まるで目の前で叩いているかの
ように立体的に聴こえました。SACDと比べても 引けを取らないくらいの音質ですね。
→http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m_20184509.html
じゅんた先輩
いつもいろいろなことを 教えてくれてありがとうございます。
ところで、ジェフと言うのは、ギターの神様のJEFF BECKのことでしょうか?
それでしたら うちの父が大好きで、何枚かレコードや CDがありますよ。
自分は知らないことばっか、ああジェフのSHM-CDが聴いてみたい、買うか!
俺オーディオに興味なくって、悲惨な環境です。父も豊住さんも適当だったんで、流れですかね~。
コルトレーンならほぼコンプなんで、なんでも焼くから言ってね~
*ハイ・クオリティCD(HQCD):SHM-CD同様、液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を素材として用いているが、特殊合金を使用している点が異なる。EMI系列、ponyキャニオン。先日のキング・クリムゾンの再発がこのフォーマットである。5回目の買い直しを余儀なくされるこちらの身にもなって頂きたい。ただ、高音の抜けは良いし、重低音の迫力もアナログに匹敵する。ビートルズの再発も多分このフォーマットであろう。9月が待ちきれない!!
*ブルースペックCD(Blu-spec CD):ソニーが開発。ブルーレイ・ディスクの製造技術、ブルーレーザー・ダイオード・カッティングを用い、記録面にはその素材として開発された高分子ポリカーボネート樹脂を素材として使っている。去年から、sony系列の再発が進んでおり、ジェフ・ベック、ボブ・ディラン、B・S&T等、購入してみたが、ストレートに音がよい。ミキシングが完了して、ヘッドフォンで聴いてる音に近いと思う。マイルスの偉業までもが再発され、順調に購入しているが、30枚はきついなぁ・・・、反面嬉しくもあるが。
マイルスに関してだが、「カインド・オブ・ブルー」生誕50周年ということで、書きます。
今まで、一番好きな音だったのが、もう傷だらけのアナログLPでした。でも、去年の暮れから、ブルースペックCDや、レガシー・エディション「CD2枚+DVD」、コレクターズBOX「CD2枚+DVD+アナログLP」が発売され、全て聞き比べてみましたが、ブルースペック恐るべし、という結果です。臨場感もたっぷりだし、その場にいる雰囲気さえ楽しめました。「カインド・オブ・ブルー」は、コルトレーンの「至上の愛」、アート・ブレイキーの「モーニン」と並び、私のお気に入りなのである。
*SACD(スーパー・オーディオCD):CD規格とはちょっと異なり、通常のCDプレヤーで再生される部分と、SACD専用プレヤーでのみ再生される部分を併せ持つ。SACDによるデジタル・サラウンドはピンク・フロイドの「狂喜」で本領が発揮された。
*DVDオーディオ:SACD同様、サラウンド・ミキシングされた音が素晴らしい。特に、サンタナの2ndは冒頭からいきなりサンタナの世界に引き込まれます。
まだまだ、書き残しが一杯ありますが、
楽しもう、音楽!!
結論から先に言ってしまうと、楽しめれば何でも良いのです!mp3プレヤーでも、ラジカセでも、ミニ・コンポでも、気軽に、好きな音楽を、好きな時に聴くことが大切なのです。
「良い音で」というのはある程度重要なファクターではあっても2次的なもので、未完成である音楽を完成させるのはリスナー自身であると私は常々感じております。
アナログ輸入盤と、国内盤に関してですが、当時世界中で高音質が認められたアメリカのモービル・フィディリティー社の高音質レコードは、日本ビクターの制作です。日本には逆輸入の形で入ってきましたが、最近のプレミア価格はちょっと驚きます。私の持っているモービル製のビートルズ「サージェント」BOXは通常版とはミキシングも異なり、ポールのベース音が床を這って進んでくる感じに圧倒されます。日本のレコード作成技術は高水準なのですが、送られてくるマスター・テープに問題があり、まず、会社によっては、ファースト・マスターは送られてきませんでした(つまり、コピーのコピー)。こういちさんが感じられたように輸入盤の方がメリハリがきいているというのも、恐らくマスター・テープによるものと考えられます。
そこで、こういちさんが仰っておられる高音質CDの時代がやっと到来しました。
20ビットK2は、元来CDフォーマットは16ビットなのですが、ADコンバーター(アナログ信号をデジタルに変換する)の性能が向上し、20ビットでデジタル化したものをマスターにして、16ビットCDに焼き付けるので、従来の十数倍の音密度で保存されます。
現行フォーマットとしては、
*SHM-CD(Super High Material CD):これは、ビクターとユニバーサルミュージックの共同開発で、記録面に、従来よりも透明度の高い液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を素材として使っているため、クリアで、原音に近い音質が得られます。特筆したいのは、デレク・アンド・ドミノスの「レイラ」、トラフィックの「ジョン・バーレインコーン・マスト・ダイ」は、アナログ原盤でさえ曇っていた音が、SHM-CD再発では透明感のある引き締まった音で再生出来、感動しました。やれば出来るじゃないか!!しかし、再発しすぎ!!
Part.3に続く・・・
こういちさん、じゅんたさん、
大変楽しい話題を振って下さり、嬉しく思います。
アナログ盤とCDどちらを聞くかというお話ですね。
まず、CDはソニー、フィリップスが共同開発した時点で、「最大60分収録可能にしたい」という
フィリップスに対して、ソニー側はクラシック(特にオペラやベートーヴェンの第9)は74分で収まることから、
サンプリング周波数44.1kHz、16ビットの640MB・CDを主張し、結局このフォーマットで開発が進められました。
そこで、重要なのが、人間の聴覚範囲。通常、20hzから20000hzと言われていて(年齢と共に狭まる)、
その範囲外の音をCD作成上カットしてしまった事が最大の過失だと思われます。
たとえば、ピアノの鍵盤を単音で弾くと、そのキーのオクターブ上、下の音(倍音)もその音の成分に含まれています。
それが音の広がりに繋がる訳ですが、掻い摘んで言うとCDはその倍音をカットしてしまっている訳です。
ですから、耳の良い人がCDを聞くと、なんか気持ちが悪いって言うのも頷けますね。そこで、なんとかCDを良い音で聞こうと、私たちが過去にしてきた努力は、CDの上にスタビライザー(回転の安定化)を乗せる方法や、CDの外枠に緑色の特殊インクを塗る方法(レーザーの読み取りエラーを減らす)等を試みましたが、どれもそれ程有効ではありませんでした。(液体窒素で一度凍らせると良いという情報もありました。)
ちなみに、アナログLPの場合、私のMC針は16hz~22000hzをカバーします。そこには当然ノイズ成分も含まれています。でも豊かな音色を醸し出してくれています。だからといって、アナログがよいのかと言うと、そうとも言い切れない場合も多く、デジタルならではのシャープさや、立ち上がりの音を瞬時再生する能力の高さはアナログではちょっと再生しきれない時がある。どちらも、長所、短所を併せ持っているのです。生の音(原音、コンサート等)を「良い音」と考えると、オーディオ装置で再生する時点で、アンプや、スピーカーの特性でかなり修正された音になります。
Part.2に続きます
(1000文字って、意外と短い・・・)
自分はレコードを聴くことができない環境ですけど、聴きたいLPはたくさん持ってます。