恋愛論(その2)
- 2025/12/11 08:04:51
皆さんはアオアズマヤドリという鳥をご存知でしょうか?
この鳥のオスは地面にアズマヤとよばれる門の様なものを作りまわりに青色の物をたくさん並べ
メスを誘う。行ったり来たりの求愛ダンスをしてメスがそれを受け入れればカップル成立
というわけ♪ でも、必ずしも受け入れられるというのではなくて、メスが「プイッ」と
横を向いて去ってしまうこともあるw
動画など見るとかわいらしいものだが、わたしはそれを見て素朴に思う。
「みんな同じ顔してるのに、なんか好き嫌いってあるのかなぁww」って。
この鳥にとっては「青」「アズマヤ」「ダンス」といった要素がカップリングの指標として
すごく重要な意味を持つのだろう。
ここから暫くフィジカルで理屈っぽいお話しが続きますけど、どうかご容赦ください。
ここで指摘されるのはすべて「視覚情報」ということだ。これを一例に用いると「青」という
カラーがこの鳥には識別できて、故意にそのものを集める行動をとっていることになる。
かれらの「美意識?」がどのようなものか?知る由もないが、とにかく彼らは自分が選択される
ために「青」をせっせと集める行動をとっている。これを人間に置き替えたらどうだろうか?
女性であれ男性であれ、自分をよく見せたい(とりわけ異性に対して)というのは古今東西
行われてきた根源的風習だ。お化粧をしたり着飾ったり、いずれも外観の美化を目的とする。
「見た目を良くしたい」それはなぜなのだろう?
こたえは一つ。人間には【目】があるからだ。・・すこし考えてみましょう。
【目】は顔面の正面に二つ付いている。二つあるのは物を立体的に見れるようにするためだ。
大脳からかなり大きな束が視神経として直結してる。臭覚、味覚、聴覚、に比べてかなりの
大きさだ。これは網膜(視覚)からの情報量が他に比べ極めて多いことによる。
データの世界で考えると分かるように、画像(動画)データというのは一番情報量が多い。
それを一瞬で処理していくのだから大脳においての視覚領域というのがどれほど大きいか?
想像して頂けると思う。なぜ?そんなに多くの部位を割いてまで取り扱うようにしてるか?
それは、「視覚」から得たものが一番正確にものごとを把握できる要素であると、生物進化の
過程で淘汰されているからだ。
もちろん、錯覚はあるし死角も存在する。闇夜では機能しない、という欠点もある。でも、
今現在の人間の感覚器官のなかで【目】が一番の優位器官であることについては異論は
出ないのではないだろうか?
だから「見ため」(いわゆるビジュアル重視)というのは決して間違った方便ではない。
‥と思う♪
つづきます^^






















