孤独は前提であると思う。

自分と自分以外のもので構成されているこの世界において、自分は絶対的に少数派で孤独なもの。

夜になると孤独が湧いてくるわけではなくて、
人混みにいるから孤独が湧いてくるわけではなくて、
一人でいるから孤独が湧いてくるわけではなくて、
そういう時にもともとあった孤独が加速して覆い被さってくるだけで孤独は最初からずっとそこにある。

孤独は前提。
だから、孤独であることを嘆く必要もない。
辛いのなら、孤独であることに嘆くのではなく、膨れた孤独によって心が圧迫されて辛くなっていることを嘆こう。

孤独は私の一部で、それを抱えて夜を過ごすことも悪くないと思えたりもする。