募集クイズ回答 1
- 2010/05/25 17:51:28
投稿者:ソロ
SFマガジン創刊号に掲載された、I・アシモフの小説のタイトル
「やがて明ける夜」
作品はどちらかというと推理小説に近いものです。
月、水星、セレス、で研究をしていた同窓生3人が地球に戻った時に地球に残っていた同窓生の研究を夜間に盗み出し、フィルムにコピーして隠しておくというものです。
その未現像のフィルムを、安全だと思い、ベランダに出しておく(ここらあたりは、現在の技術では問題になりませんが)。
そのフィルムが感光した事を知り足がつくという話です。
夜が永遠に続くと思っていた人物の犯行だというのが落ちです。
SFマガジンの創刊は、1959年12月です。
携帯電話の普及により、密室やそれに類する状況が安易に使えなくなし、わざわざ携帯電話が使えない理由・状況を「設定しなければならなくなってしまいました。
この小説が書かれた当時は、水星は常に太陽に同じ面を向けて1公転中に1回自転している、と思われていました。その後の天文学の進歩(特にレーダー技術)により、水星は1公転中に3回自転していることが分かりました。
つまり、この小説の前提が崩れてしまいました。
だから、といってこの小説は時代遅れだと切り捨てるのではなく、その当時の科学知識をいち早く小説に取り入れた先見性に注目してほしい、特にアシモフは科学とミステリーを癒合させることに狙いを置いて、その後もこうしたSFを書き続けました。
水星は、自転をしていないので常に一面だけを太陽に向けています。
境界面以外では、昼か夜だけになります。
「夜は明けない」というのが落ちになります。
あんさーぷりーず☆
セレス(今はケレスですが、旧称が好きなので)は、火星と木星との間に広がる小惑星帯(アステロイドベルト)の中にある一番大きな小惑星(準惑星)ですが、この小惑星帯はメチャ広いです。惑星でしたら、地球に対してどれくらいの位置にあるというイメージは湧くのですが、セレスの場合、小惑星帯のどのあたり(地球との相対位置は?)というイメージが出ませんでした。
セレスが小惑星帯にあるというのはSFファンにとって、当たり前のことでしたから、今まではそれい以上は考えませんでした。
セレスの位置(軌道等)が分かりやすいものがないか、と調べましたが、軌道をアニメーションで紹介したページなどが、セキュリティチェックで警告が出ちゃいましたので、夜空のどのあたりに望遠鏡で見えるのか、というページを紹介します。(セレスは8等級の明るさで、肉眼では6等級までしか見れません)
http://matsueastroclub.web.fc2.com/column/column_2010/20100425_0508_ceres_thumb1.html
準惑星に分類されています。
検索してみましたら、今は「ケレス」と訳されていました。
今では当たり前の科学的常識に基づいたオチですが、酔うんだ当時はセンス オブ ワンダーを感じました。
こうしてみると、やはりSFが科学的知識の普及に貢献したことが今更ながらに感じられます!
回答は、考え中です。
他のニコっと内のSFサークルと比べると硬いようですが、外のSFファンの熱いプログに比べると、とっつきにくい、ということは無いと思うのですが?
れいんさん>
セレスは小惑星帯(アステロイドベルト)であ一番大きな小惑星ですが、小惑星帯で位置がどのあたりになるのか、というとう分かりません。週末で調べてみますので、宿題とさせてください。
このトピに続けてください。