今日は朝から快晴♪

関西国際空港へ向かうリムジンバスから見える景色は、青い空と青い海。
輝いている海面を見ていると、わざわざお金と時間をかけて海外に行かなくても、
日本で充分楽しめるんじゃないかとも思ったりします。
もしかして、渡航先で何かが起こり、帰国できないまま人生を終わってしまったりして？
だとしても最後に見る母国の景色がこれなら、それはそれで悪くないかもしれない。。。

空港に到着。チェックインカウンターで座席を窓側の2列席を指定。飛行時間は短いけれど、足元に余裕があったり、前後左右の座席の人達に気を使わないでいられる席で過ごせる方が楽だもんね♪

搭乗手続きが始まるまで、カフェでひと息。　旅行先で口寂しくなったときに欲しくなりそうなお菓子、あと買い忘れたものも思い出しちゃった。買い物もしておこう♪

搭乗・出国手続きを終え、トラムで搭乗口へ。日本ではあるけれど、ここはもう日本国内ではないのね。
大きな窓から見える数多くの様々な旅客機。私たちが乗るのはJAL。

JALのサービスは定評があるけれど、私にはよく分からないのですよね。
初めてJALに乗ったのは、記念すべき初めての海外旅行のみ。　渡航先での体験が刺激的すぎて、国内気分だったJAL機内の印象が残っていないのです。他の航空機を利用した経験もなかったので、比較する対象がなかったということもあるかもしれません。

何度か他の航空会社を利用した今では、JALのサービスの良さが分かりそうな気がします。それが今回の旅行の楽しみの一つでもあります。上から目線な嫌な乗客にならないようにしないと。。

CA達に笑顔で挨拶をしながら、機内に入り座席へ坐り、手荷物を片づける。


小学生の頃、文集で読んだことがあるの。誰かが初めて飛行機に乗ったときの体験を書いた作文。。。

「飛行機が出発しました。すごく遅いノロノロ運転で、僕が走った方が速いと思いました。」

今思うと、滑走路への移動中だったんだろうね。
横に座っているダーリンに話すと、苦笑しながら返してきます。
「いつも言うよな。それ。」

そして、彼の作文はこう続きます。

「歩くように進んでいた飛行機が止まりました。しばらくすると大きな音を立て、信じられない速さで走り始めると、ふわりと宙に浮いたのが分かりました。窓の外を見ると町や山や海がどんどん小さくなり、遠くなっていきました。」

機内アナウンスが流れ、シートベルト解除のライトが着くと、広めのお手洗いで、旅行用の部屋着に着替え、ルームブーツに履き替えます。これでリラックスして機内を楽しめます。

運ばれてきた飲み物、食事をいただき、機内でエンタメなどを楽しんで・・・

夜の闇の中に台湾の夜景が見えてきました。期待で胸が躍ります。

初めまして台湾～♪、你好　台北～♪♪
日本からやってきたかすみそうです。
しばらくお世話になります。よろしくね♪

シートベルト着用のライトが点き、着陸が近づいたという機内アナウンスが流れ、心地よい緊張感が走り、ゆっくりと下降して、軽い振動を感じながら着陸。さあ、台湾に到着です。




残念ながら、JALのサービスの良さを実感することはできませんでした。
なぜなら、私達が乗るはずだった航空機は
新型コロナウイルス禍の中、残念ながら運行中止となってしまったからです。

台湾ならではの空気も、感じることはありませんでした。

海外旅行を経験された方なら、ご存知のことでしょう。
渡航先の空港から出て、第１歩を踏み出したときに感じるその国独特の初めての空気。
生まれ育った日本にはない、その国独特の匂い、雰囲気、暑さや寒さ、暖かさ、涼しさ、湿度などなど。。
心地よく感じることもあれば、不安を覚えることもありますよね。
どちらにせよ、しばらくの間、この空気の中で自分は過ごしていくのだと気持ちが引き締まる瞬間です。

新型コロナウイルスが流行らなければ。。・もっと早く終息していたら・・
今頃私は台湾に到着していたことでしょう。そして、JALのサービスの良さと初めて訪れる異国の空気の中で、第一歩を踏み出したことでしょう。それらを皆さんにお伝えできないのがとても残念です。

私は今、自宅のPCに向かい、悔しい気持ちを持て余しながら
キーボードを打ちこの投稿文を打っています。

新型コロナウイルス禍が、一日も早く収束しますように。
そしていつの日か念願の台湾旅行に行けますように。。と願うばかりです。