「星の王子さまミュージアム」他に休館日
- 2018/01/09 09:56:57
「星の王子さまミュージアム」他に休館日
年中無休の「星の王子さまミュージアム」に休館日が導入されるそうだ。
20018年1月は9日から4日間休館する。さらに4月から初めて休館日を設け、毎月第2水曜日(3、8月除く)を休館する。広報担当は「従業員の休暇も兼ねて休むことにした」と説明する。
無休「ガラスの森」11連休…箱根に働き方改革
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180106-OYT1T50095.html
2018年01月08日 13時41分
従業員の休みを確保するため、1996年のオープン以来、年中無休だった「箱根ガラスの森美術館」(神奈川県箱根町仙石原)が今月9日から19日まで11連休し、初めて休館する。
年間約50万人を集客する観光施設の取り組みに、追随する動きも周辺の観光施設では出ており、箱根の働き方改革がじわりと広がっているようだ。
11連休を控えた6日、美術館には多くの家族連れやカップルが訪れ、記念撮影などを楽しんでいた。
休館日は「毎年、成人の日の翌日から11日間」とする。成人の日以降は観光客が減少するため、この時期に合わせて休館することにした。休館に先立ち、昨年4月からは開館を1時間遅らせて午前10時とする時短措置も行い、従業員約80人の負担を減らしてきた。1年前から観光客のほか旅行業者や交通機関、旅行雑誌社に周知してきた。
人手不足が続く中、観光施設の従業員はまとまった休暇が取りにくい現状がある。長期休暇を取るには他の従業員と休みを調整する必要があり、休館日があれば先の予定を立てやすく、調整がスムーズになるという。
岩田正崔館長は「勤務時間を減らすことでお客にサービスが行き届くようになった。(休館して)多少、売り上げが落ちてもサービスの効率を上げたい」と話す。
従業員のリフレッシュを目的に美術館が長期休館するのは珍しいというが、周辺の観光施設でも同様の取り組みが相次いでいる。
年中無休が原則だった「星の王子さまミュージアム」(箱根町仙石原)は、毎年1月にメンテナンスのため3日間休んでいたが、今月は9日から4日間休館する。さらに4月から初めて休館日を設け、毎月第2水曜日(3、8月除く)を休館する。広報担当は「従業員の休暇も兼ねて休むことにした」と説明する。
同じく年中無休のポーラ美術館(同)は毎年2回、展示替えのため各5日間ほど休館していたが、今年は年3回に増やす。「休館中も展示替えや商品の入れ替えで社員は出勤はするものの、休みやすくなる」(広報担当)と話している。(丹下信之)
2018年01月08日 13時41分 Copyright © The Yomiuri Shimbun