Nicotto Town



春を待つ

音もなく静けさが落ちてくる透明な冷たさに体が包み込まれる
私は公園の細い木の枝を手にしたそこには目を閉じたままの蕾が眠っていた
空を見ていた独りで
きっと春はどこかで眠っているそう思いながら再び枝を引き寄せた
指を話すと冷たい空気の中に弾けた弱い冬の日差しをひっかきながら
それでも蕾は静かに眠り続け...


こんぺいとう

めずらしく図書館で勉強をしていた

前の本棚がゆがみ・・・本の間から彼女が出てきた
「どうも・・・」
「どうもって今勉強中なんだけど」
「図書館にいるってどういう風の吹き回し!」「そのせいで明日は雪が降るかもよ?」
「静かにしてくれるここは図書館なんだぜ」「で、何?」
「これ・・・」彼女は小さな丸...


こんな出会いが・・・

冬の公園の日向のベンチに座りなにげなく冬の青空を見ていた
すると木の枝の先のほうの空が少しゆがんだ
ん・・・と目を凝らしていると少しだけ青空が裂けてあなたが顔をのぞかせた
えっ・・・と口を開けてみているとにこっと笑ってウインクをした
確かに彼女のことを考えていたけど思いもしないところから不意に現れた...


私のバルーン

冬の澄んだ青空が広がっている風は少し当たるが透明な陽光が暖かい
街に広がる大きな公園に今私は立っている
ふと私はバルーンをあげたくなったそれは心のバルーン
大きく息を吸い込みバルーンを吐き出した
飛べ高くそしてもっと高くどこまでも
青空を抜けて宇宙のかなたまで
地上にいる私の体が小さくなっていく
私...


白い世界に

白い景色に白く息が抜けていく
凍えた世界に温もりを求めて一人さまよう
雪が解けるまでこの雪が解けるまで
わたしは歩き続ける
目を細め凍りそうな頬を覆いながら
寒風は強く吹きその白い風の中に景色が消えていく
春になり冬の姿が緑へと変わっていく時まで風が暖かく心を慰めてくれる時まで
わたしは今を歩いてい...





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