Nicotto Town ニコッとタウン

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らてぃあ

自作小説倶楽部4月投稿

『生き写し』
「申し訳ありません。ドクターメルクは緊急手術中です。終了時刻は未定です。死亡診断書の作成はそれまでお待ちください」痩せた不愛想な看護師はちっとも申し訳なさそうに俺に告げる。妻が横たわる死体安置所の守り人のように冷ややかな対応だ。病院の受付には暖かな昼の光が差し込んでいたが俺はうら寒さを...


自作小説倶楽部3月投稿

『殺意の微笑』
かつて高名な建築家が設計したという建物は午前の清々しい陽光を高窓から取り込み、集まった人々を照らしていた。ベール越しに周囲を伺いながら花嫁はしずしずと長椅子の間の通路を進む。招待客は花婿の関係者ばかりだ。好奇心もあらわに花嫁を値踏みする者、無関心、敵意。花嫁を迎えるために神父を背に満...


自作小説倶楽部2月投稿

「不運な偶然」
とある地方新聞記事『26日午前11時半ごろ、A市S町の民家で「人を殺した」と、住人の加古K男さんが電話で県警S署に通報し、自首した。警察官が駆けつけると、1階の洋室で職業不詳の赤井M太さんが仰向けで倒れており、搬送先で死亡が確認された。加古さんによれば、無人のはずの一階で物音がしたた...


自作小説倶楽部1月投稿

『わたしの悪魔』
【悪魔】1.宗教上 善なる神に敵対する絶対悪2.災いをもたらす悪霊、邪神 日本ではぼんやりしている人間に憑依して心を乱す妖怪を「通り悪魔」、「通り魔」などと呼んでいた。3.悪人に対する罵りの言葉
「悪魔を祓う方法がありませんでしょうか?」探偵社の看板に「不思議現象、オカルト解決実績...


自作小説倶楽部12月投稿

『幻の夜』
「ある人の素性を調べてほしいんです。わたしは世間では不屈の実業家、不死身の男などと呼ばれています。確かに、大学を卒業してすぐに事業を立ち上げたものの失敗し、タチの悪い債権者に追われたこともあった。そこからなんとか立ち直って、十年かけて新たな事業を立ち上げて成功者になった。よくやったと我な...





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