どどーん。どん、ばしゅーっ。
光の後に音が響いてくる。体をずん、と音が通り過ぎる。
家の二階から、毎年花火の上がるのが見える。
今年も、音だけ聞いていた。
犬がいたころは、花火の音が怖くて涙目になって、ぶるぶる震えているのをなだめていた。雷もそうだけど、犬には怖いものだったらしい。
涙やよだれをだ...
ほんのり楽しい、まったり時間。そんな場所。
どどーん。どん、ばしゅーっ。
光の後に音が響いてくる。体をずん、と音が通り過ぎる。
家の二階から、毎年花火の上がるのが見える。
今年も、音だけ聞いていた。
犬がいたころは、花火の音が怖くて涙目になって、ぶるぶる震えているのをなだめていた。雷もそうだけど、犬には怖いものだったらしい。
涙やよだれをだ...
湧き上がる雲の連なり 雷呼ぶ
字余り。
雲の峰、の季語を使おうかと思ったのですが、
そのまま言うのもなんだかな。と思ったので。
不思議な記憶。
雲の上にそびえる宮殿を見たことがある。
田舎の祖父母のところに年に一度、夏休みのたびに行っていた。遠い場所で長時間、父が休憩をはさみながら車を運転していた。揺られて気持ち悪くなって、後部座席でぐったりしているのが常だった。
そんな時に、ぼんやりと目を上げて空を見た。夏の空には白い雲...
おすすめのお土産。と言われると、意外と困ってしまう(^^;
消えモノが無難ですね。食べたらなくなるもの。
ちょっと美味しいお菓子の詰め合わせみたいなのをもらったら、何人かでわけて食べてしまう。
おつけものとかも、意外と良いお土産になります。
個人に渡すものなら、今の時期なら、風鈴とか、小さなガラス...
海底神殿に向かう道に立って、
ひんやりと氷の花をまといながら、
セイレーンの杖で歌った。
きらめきと、波のうねりと、
海の中で生きるもののぶつぶつ言う声、
魅きつける、引き寄せる、
魔法じみた命の光。
そうした歌を。杖を振って歌った。
海の中で歌う者は、みんな命の輝きを知っている。
うねりに飲み込ま...