Nicotto Town



さよならウクバール(嘘日記)

人生を無駄にしない人なんているのか私にはわかりません。少なくとも私は世の中のほとんどのことがわからないままでした。ひょっとしたら小学生のほうが知っていることが多いかもしれない。私には食事をおいしいという気持ちも友達と別れて悲しいという気持ちも、スポーツが面白いという気持ちも政治腐敗が憎いという気持ち...


たとえ話

うちの近所に自決猫と呼ばれている猫が長いこといたんです。
言葉のまんまでその猫は、気が付くと、物を食べるのをやめてしまったり、車の前に飛び出てしまったりするんですね。実際、そういう行動をとる動物もいるらしいですけど、猫でそういうのは珍しいので。ついでになんかいつも住んでのところで助かってしまうので、...


作文、ボブマーリー、イーグルス

「自由について」
きっとこんな題で話すなんて、なんて変わり者何だろうって言われるのは知っているけれども、昔の歌を聞いていたら、無性に「自由」について書かれたものが読みたくなりました。もちろん、何度も言うけれども、2070年にもなって、「自由」について書くなんてまあ奇特な人だといわれるのはわかります。...


喪を埋める。

何事につけてもそうだけど 葬るのって結構難しいよね。私はそう思う。
とりあえず私はいつもの砂場に行った。寒い夜。あの、呼吸に鉄の味が混じるような夜のことだよ。あの鼻を抜ける空気が冷たい夜。
私はとりあえず砂場に行って、一掴み冷たい冷たい砂を自分の手のひらにかけてみた。深夜二時。
喪の儀式。
一つ一つ...


選べるのは地獄の種類だけ

…という確信みたいなものが昔から私にはあった。大事なことだからもう一度。選べるのは地獄の種類だけ
行き先が天国か地獄かが選べないのであれば、せめて落ちる地獄の種類は選ばせてほしいなというのがもっぱら子供の頃からの願いだった。もともと悲観的な子供だったから、いつも最悪な想像だけしていたの...





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