Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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偽りのバージンロード~5~

昨夜彼の夢を見た
優しかったあの日と同じ
微笑んでいた
私の手を取って
ゆっくりと歩いて行った


「もう行かなきゃ」
なぜだろう
私はあなたに背を向けた
うつろなあなたの手は
暗闇に消えて行った


夢だった
何もかもが
もう遠いここに来てから知った
あなたなしでは過ごせない事
だから手をほどきた...

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さようなら

古びたカフェの片隅で
向かい合わせで座って
周りはにぎやかな人ばかり
静かなのは私達だけ


あなたは夏でもホットコーヒー
熱いそれをすすりながら
そうねいつもそうだった
からかう私ももういない


ぎらつく夏の太陽から
逃げ込むように人々は
影を追い求める
そんな私達だったのか


何か言って
何...

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CD

一粒が歌詞カードを濡らす
散々泣いたはずだったのに
まだ足りなかったのか
あなたの好きだった曲
取り残されたCD


ライブに行ったり
ファンクラブに入いったり
あなたと一緒にいたくて
なんでもした
でもその手は離れた


あなたは今頃どうしているだろう
別の誰かと今の曲を聞いて
笑顔で過ごしている...

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夏の絵本の1ページ

「ねえねえ、夏休みはどこに行くの?」
「人ごみばかりだねぇ」
「う~ん、そうだねぇ」
「このパフェおいしいね」
「は?」・・・・


もうあなたったら気分が台無し
いくらカフェだからって言って
それはないでしょ
夏のお休みは短い
ゴールデンタイムは争奪戦


「実家に帰ろうかな、久しぶりに」
「どこ...

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陽射し

1年たったこの海に
また二人で来てみた
サンダルに足を濡らしながら
どこまでも歩きたかった


「濡れるよ」ってあんなたは言うけど
それが楽しかった
砂でいっぱいになった足元を
あなたは背負ってくれたっけ


夏の日差しは強すぎて
すべてを霞にしてしまう
まばゆい光の中で
二人の時間が過ぎて行く

...

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