夏の終わりが近ずいてくる
まだまだ陽の光は強く
見上げるのもの白くて見えない
ぎらつくその1本1本が
光線となって襲いかかる
辛かった春が去った頃
夏には終焉を迎えると思っていた
夕暮れにベランダに出れば
少しさめた風が吹き
追憶にならない想いが突き抜ける
怖がり過ぎていた
あなたじゃなくて...
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夏の終わりが近ずいてくる
まだまだ陽の光は強く
見上げるのもの白くて見えない
ぎらつくその1本1本が
光線となって襲いかかる
辛かった春が去った頃
夏には終焉を迎えると思っていた
夕暮れにベランダに出れば
少しさめた風が吹き
追憶にならない想いが突き抜ける
怖がり過ぎていた
あなたじゃなくて...
石段を登るのに
ヒールで来てしまった私
「あ~あ、なんでそんなもので来たの」
だって買ったばかりの靴を
あなたに見せたくて
登りづらかった石段
そこから見る街は
小さな世界のよう
まるでおもちゃで作ったように
あちこちを向いていた
「疲れただろう」
「そんなことないわ」
意地を張って見せたけ...
指輪をはずとくっきり白い跡が
これはあなたの愛の証
外すと指が軽くなって
なぜか心が重くなる
去年の夏もそうだった
黒い日傘をあなたにもかざしたくて
背を伸ばしたらあなたが持ってくれて
「ぼくなんかいいんだよ」って言っていた
あと何日この季節が続くのだおう
心が溶けてしまうほど
抱きしめて...
ぎらついた街の中で
小さな涼を求めて人が歩く
あなたと腕を組んで
日焼けなんか気にしない
そのままの私が欲しかったのね
小さな休日に求めた場所は
小影に隠れた場所は
ちらちらと陽がさして
あなたが誇らしく微笑む
こんな場所が欲しかったんだわ
朝早くそっとロッジを抜け出して
近くの道路に出てみ...
もう後今年も4カ月が近くなる
今は太陽がぎらついて
人々は影を求めるが
やがれそれも影を伸ばして
落ち葉が舞う季節になる
ほんの小さな休日
あなたと過ごしたその日は
どこに行こうと我儘ばかり
車を走らせて田舎の町に
都会を捨てて行った
川に足を濡らしたり
アイスクリームを味わったり
小さな雑...