Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

真夜中の錆びた錨

港の霧は、安物のバーボンのように喉に刺さる。
路地裏のスピーカーが吐き出すのは、セロニアス・モンクの気だるい旋律。
「ラウンド・ミッドナイト」——。
それは、昨日を捨てきれない男たちのための葬送曲だ。ガントリークレーンが、重い沈黙を吊り上げている。
波止場に打ち寄せる黒い水面...

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独歩行:帰還

夜明けの気配が背中に迫る
街が息を吹き返す前に
錆びついた階段を上り
鍵穴に冷えた鉄を差し込む扉の向こうにあるのは
微かな埃の匂いと
使い古された沈黙だけだ外套を脱ぎ捨て、椅子に深く身を沈める
濡れた靴を脱ぐとき
ようやく俺は、張り詰めていた皮膚を脱ぎ捨てる
ここでは誰も俺を追わず
誰とも言葉を交わ...

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独歩行:雨の夜

空が濁った涙を流し
街の汚れをアスファルトへ叩きつける
濡れた外套の重みは
背負い込んできた歳月の重さだ水たまりに反射するネオンの光を
無造作に踏みつけ、砕いていく
傘を差すような器用さは
とうの昔に、どこかの路地裏へ置いてきた頬を伝うしずくが
冷たく、鋭く、皮肉を刻む
「痛みを感じるうちは、まだ生...

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独歩行

夜の底を叩く靴音は
誰に聞かせるためでもない
湿ったアスファルトに落ちた
吸い殻の火だけが
俺の居場所を指している影は引き摺るためにある
光に背を向け
街灯の届かない路地へと
重い外套を翻す馴れ合いの温もりは
安酒と一緒に吐き捨てた
信じるのは
ポケットの中の冷えた硬貨と
この足に伝わる
確かな地面...

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灰の底の灯火

空っぽの街に、夜が降りてきます。
救いなど、最初からどこにもなかった。
あるのは、ただ無残に積み上がった瓦礫の山と、
それを見つめる、私の卑怯な命だけです。「反戦」がもしお花畑の夢だと言うのなら、
私はその毒々しいほど鮮やかな夢を、
地獄の底まで引きずっていく覚悟を決めました。
この痛みも、この自責...

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