Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

霧の停車場2

錆びついたレールが
霧の奥へと消えていく
そこは時間の止まった、雨の駅舎トレンチコートの襟を立て
冷たい風に身を任せる
街灯の光が、一瞬だけ
孤独な横顔を照らした誰も来ない
誰も待っていない霧は、吐き捨てた言葉を隠すように
街の明かりをすべて飲み込んだ
雨粒が、古い鉄の屋根を叩く
まるで過ぎ去った日...

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霧の停車場

煙るプラットホームに、境界線など存在しなかった。
錆びた鉄路の匂いと、湿った空気。
追い越していくのは、行き先のない冷たい風だけ。改札を抜ける風の音が、
遠い日の記憶のささやきに似ているのは、
すべてを包み込むこの霧のせいだろうか。ずぶ濡れのトレンチコートが肩に重い。
胸の奥にしまい込んだままの言葉...

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鉄錆の街、孤高の旋律

フェンスの向こう側は
見慣れた星条旗がはためく異国
オイルの匂いと
湿った海風が混ざり合うこの街で
俺はウィスキーの瓶を傾ける夜の静寂を切り裂くのは
誰かが置き去りにしたジュークボックス
流れるのは「レフト・アローン」
あの泣き濡れたアルト・サックスが
行き場のない孤独を代弁する「一人にさせてくれ」...

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ゼロの地平、孤高の旋律

視界を遮るものは、何ひとつなかった。
あるのは、見渡す限りの焦土と、黒く燻った絶望の残骸だけだ。
かつて街だった場所は、神がぶちまけた灰皿のように、
ただ無機質な「ゼロ」の地平へと成り果てていた。その焼け野原のど真ん中に、ポツリと、その親子は立っていた。逃げ場のない陽光の下で、剥き出しになった親子。...

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遺伝子の檻2

真夜中のダイス午前二時、部屋の明かりを消すと、
闇は音もなく、俺の輪郭を侵食し始める。グラスの中で溶ける氷が、乾いた音を立てる。
それは、誰にも届かなかった祈りが砕ける音によく似ている。窓の外、再建された浦上の天主堂が、
月明かりに照らされて、巨大な墓標のように佇んでいる。
親父たちが流した血、母親...

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