私の家は海の見える港の高台にある、時々あまりに風通しが良くて寒い。たまに通りすがりの人が変な目で見るけど、毎度のことなので気にしない。だって誰にも何の迷惑かけてないから、そんな時は静かに通り過ぎるのを待つ。じっとこうしていれば、大丈夫。私のことをかわいそうとか人は言うけど、そんなのは偽善者のたわごと...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
私の家は海の見える港の高台にある、時々あまりに風通しが良くて寒い。たまに通りすがりの人が変な目で見るけど、毎度のことなので気にしない。だって誰にも何の迷惑かけてないから、そんな時は静かに通り過ぎるのを待つ。じっとこうしていれば、大丈夫。私のことをかわいそうとか人は言うけど、そんなのは偽善者のたわごと...
涙が枯れるまで泣いて、枯れ果てても悲しみは止まらない。でも、時間とともに安らぎはそっとやってくる。何もなかったかのように、明日はやってくる。
私はね、あなたに出会って楽しいょ。だって、こんなに気が合うんだもん。あなたの話すことは、なんでも面白い。だから、あなたのことを隅から隅まで知りたい。どうか、私のことも少しは知ってね。
これからもよろしく。
あなたの体は秋の風、突き刺さるようにプールのコートへ。
あなたの言葉はスマッシュボール、突き刺さるように私のコートへ。
人生というものは不条理に耐えることだと、いつの頃からか思ってた私。かなりの天邪鬼である。苦労の成果はいつも、遅れて実る果実。ややもすると大人びて、遅ればせながらひとり滂沱の涙を流して退場だ。何と言っていいのかわからない、だけど何かを伝えたい時。がんばってねと、人は言う。たぶん私も言うだろう、もっとぴ...