Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『騎士団長殺し』

村上春樹 著
『騎士団長殺し』を読みました。
「もやっとする」
これが村上作品への
私の正直な感想なのだけれど
暗喩を読み解く能力とか
感受性の豊かさとかを試されるような
小説とか映画とかアートとかは
何かと妄想好きな私には好物であって
村上作品への「もやっ」も
あくまで心地よい「もやっ」であって
...

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小説『献灯使』

多和田葉子 著
『献灯使』を読みました。
全米図書賞受賞という帯の文言に惹かれて
読みはじめたのだけれど
私を含めた日本人だけではなく
外国の人々までもが
本書の内容と現実の日本とを
照らしあわせているのかしらと
少し不安になりました。
大災害によって
大地も海も汚染され
鎖国体制となった近未来の日...

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映画『パリ、嘘つきの恋』

映画館へ
『パリ、嘘つきの恋』を観に行きました。
読みものにしても映像作品にしても
しばらく恋愛ものから遠ざかっていることに
ふと気づき
このままでは自分の中のときめき成分が
無くなってしまうのではないかという恐れから
ハイソな雰囲気の男女が向かい合う
映画ポスターに惹かれたこともあり
足を運んだの...

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映画『ROMA/ローマ』

映画館へ
『ROMA/ローマ』を観に行きました。
様々な映画賞を受賞した作品であることと
砂浜で子供たちが抱きあう映画ポスターに惹かれ
足を運んでみることに。
1970年のメキシコのとある上流家庭を
家政婦を中心に描いた話で。
オープニングの
芸術的な美しさが溢れる
モノクローム映像で
一気に引き込...

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小説『女生徒』

太宰治 著
『女生徒』を読みました。
本書の存在は前々から知っていたのだけれど
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
女性の独白体で
女性自...

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