ジャガンの旅 第2章 7
- カテゴリ: 自作小説
- 2020/03/26 14:50:45
7 エレオノールの演説でも兵士化した奴隷は全体の半数だった。
まず、自分の生活が大事ということ。
そして、自軍の皇帝パウルに向けて兵を率いるということが大きかった。
機械公国を離れ植民地レゴーモに鉄道で移動し徴集をするも奴隷としての心情は故郷に帰れたであり思うように兵は集まらなかった。
皇帝パウル...
未来人の歴史 再度連載
7 エレオノールの演説でも兵士化した奴隷は全体の半数だった。
まず、自分の生活が大事ということ。
そして、自軍の皇帝パウルに向けて兵を率いるということが大きかった。
機械公国を離れ植民地レゴーモに鉄道で移動し徴集をするも奴隷としての心情は故郷に帰れたであり思うように兵は集まらなかった。
皇帝パウル...
6 エレオノール枢機卿は演説する。
「そもそも機械公国の教義を正しく理解している者はこの中にどれだけいる?
我が国は魔力がない人間の国だ。
かって創始者アルバートは科学で国を作り上げた。
科学を崇拝の対象にしたのだ。
それゆえこの国は急激な発展を遂げる。
蒸気機関。歯車。多くの機械を生み出し国を豊か...
5 ジャガンとエリカがシルバとエレオノールのもとに移動しようと探していると、
人だかりが出来ていた。
中央にシルバとエレオノールがいる。
「すべての奴隷を兵士にするというのはどういうことだ?
労働力を取り上げるのか?」
「機械公国は奴隷で成り立っているとはわかっているだろ?」
「だいたい何処に攻める...
4 ジャガンはエレオノール枢機卿屋敷の天井で小鳥に餌をやっていた。
エリカがジャガンを見つけて屋根に登ってくる。
エリカ「こんなところに居た」
ジャガン「・・・戦いになる前に逃げておかなくていいのか?」
エリカ「ジャガンって魔王だったのね」
ジャガン「やっぱり、威厳が足りないか」
エリカ「心優しい魔...
3 シルバとエレオノールはすべての奴隷を徴集するため工場に出向く。
シルバ「エレオノール枢機卿が皇帝になればよかったのにな」
エレオノール「ここは元々は公国だ。貴族が治める国だが本来なら皇帝の役職はないのだ。
富裕層に聞こえのいい政策をパウルが提示し皇帝になったがわしは元々この貧弱な肉体でな。代表争...