ジャガンの旅 第3章 5
- カテゴリ: 自作小説
- 2020/03/26 18:15:21
5 城の窓より飛び出たキペペオはココンのもとに行き合図をした。
ココンは同時にいろいろなことに驚いた。
城攻めが順調なこと。
そして、このキペペオの伝達力。(ココンは動物の知能を馬鹿にしていた)
ココンはすべての兵士の先に油の付いた棒に火を灯させると一斉に城の近距離に近づかせ、包囲のままで声を荒げ掛...
未来人の歴史 再度連載
5 城の窓より飛び出たキペペオはココンのもとに行き合図をした。
ココンは同時にいろいろなことに驚いた。
城攻めが順調なこと。
そして、このキペペオの伝達力。(ココンは動物の知能を馬鹿にしていた)
ココンはすべての兵士の先に油の付いた棒に火を灯させると一斉に城の近距離に近づかせ、包囲のままで声を荒げ掛...
4 ジャガン『精神を司る眠りの精霊よ。血の盟約に従いかの者を深き眠りに誘え』
見張りを静かに処理するとシルバが持ってきた縄で手足を縛り口に布で目覚めても声を出せないようにする。
寝室で寝ている皇帝パウルを確認したときジャガンは一気に頭に血が昇るのを感じた。
・・・こいつさえ居なければ父さんは死ななか...
3 城の隠し逃げ道は狭い。
そして真夜中だから暗い。
ジャガンはキペペオを先頭にシルバ、エリカ、エレオノールを引き連れ狭い階段を歩く。明かりを付けれるのは一番先頭のシルバだけだ。
つまり後ろは暗い。
あっ、顔が柔らかいものに当たった。
エリカのお尻か?
エレオノール「あっ、それはわしの尻だ」
・・・...
2 本当にこんな作戦が上手くいくのか?
そんな疑問が思い浮かぶ。
訓練されてない兵士は最初の勢いだけで不利となれば一気に士気が下がる。
ココンは木々が切り倒されて平地になったグルドゥム城を前に指揮を執る。
今は真夜中。
兵士というより素人な集まりは今は素直に静かにしている。
与えられた油を塗られた棒...
1 エルバ共和国にて騎士団長シルバは機械公国の兵士に訓練を副官ココンにさせる。
ジャガン、シルバ、エリカ、エレオノールに作戦会議と称しシルバの自室に呼び出した。
シルバ「ジャガン殿はわかっているだろうが、機械公国からの兵士は昨日今日訓練始めたばかりのにわか兵士だ。
まず数でも相手の4分の1だが訓練さ...