京都の石畳に雨が降る、霧雨が降る。番柄通りと名付けた裏通りを見下ろせる。二階の格子窓からも風にのって、雨は降りこむ。昔見た絵本の中に出ていた名前。子供たちの足音が響く、石畳のへりは踏んじゃいけない、踏んだら負けょ、あっぷっぷっー。
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✪マークは作り話でし
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
今日着て行くシャツを選ぶ、テーブルを占拠して眺める。ボタンが外れているものを発見、修繕することにする。しかし、このシャツのボタンが見つからない。たまたまブルーのボタンがあったので付けてみました、このほうがチャーミングなのでいいかも知れない。ふぅむ、たしかにボタンの色って全部一緒じゃなくてもいいかも。...
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あどけない表情、不思議そうに私の罪を覗き込む。私たちはクルクルと回り続けて、ほんの数分の間に何年も過ぎたようだ。ベビーフェイスが笑う、私はくるおしく押し黙る。あなたは気づいただろうか、知らないふりをしているのだろうか。小さな罪を許したのだろうか、あきらめたのだろうか。抱き寄せたい、腕の中に。
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行ったことのない、砂漠が好きだった。誰にも何にも知らせないで、通り過ぎるのを待つから。じっとこうしていれば、いつかきっと大丈夫になるから。
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出すあてのない手紙をつづります。今日の出来事に明日の予定、未来の私は何をしていますか。
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