キラとニクラの大冒険 (37)
- カテゴリ: 自作小説
- 2023/10/30 04:27:02
それは言葉でも音でもなくて、耳のうしろのあたりに感じるものだった。
キラは、はじめなんだかわからなかった。
痛くはなかったけど、少しくすぐったいような感覚で、ツキが動く方向を感じ取れた。
キラは、すぐにこれがすばるからくりと意思がつながるということなんだ。と、わかった。
キラはためしに、頭の中で、...
おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。
そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。
それは言葉でも音でもなくて、耳のうしろのあたりに感じるものだった。
キラは、はじめなんだかわからなかった。
痛くはなかったけど、少しくすぐったいような感覚で、ツキが動く方向を感じ取れた。
キラは、すぐにこれがすばるからくりと意思がつながるということなんだ。と、わかった。
キラはためしに、頭の中で、...
となりの小さな入り江まで行って来たんだよ。そこまでずっと海底の砂浜が続いてるんだ。
と、ニクラが言った。
そこで、ニクラが組み木の上にある蜂の巣に気づいてキラに聞いた。
この蜂の巣、どうしたの?キラが採ってきたの!?
キラが、こくんと頷くと、ニクラもぱっぱっぷすも驚いた。
こんなに大きな蜂...
昨日、職場の大ボスがお刺身をくれた(^-^)
おれの職場には、大ボスとボスがいて、その下に従業員たちが数名いる小さな仕事場。大ボスは会社設立当初のオリジナルメンバーで、もうおじいちゃんなので、半分引退してる。週末、好きな釣りに行って、とても巨大なストライプドバス(日本でいうところのスズキ)を釣ってき...
ニクラとキラは、いったん行くのをやめて図鑑でその貝を調べることにした。
貝類の項目を見ると、ページの下のほうにその貝のことが載っていた。
花貝という種類の、やこ貝という名前の貝だった。
生でも、焼いたり茹でたりしても食べられる貝らしく、力が強いので、手や足をはさまれないように。と、注意書きがあった。...
外人、と聞くと例えば白人や黒人のアメリカ人などを思い浮かべる人が多いと思う。
おれはニューヨークにかなり長く住んでいて、いつの間にかここにいることが当たり前になってる。
ところが、今朝、地下鉄の車両に入った瞬間、通勤時間で結構混んでて、車両内の人たちの顔がなんかいっぺんにおれの視覚に入ってきたように...