誰かに寄りかからずに、ひとりですくっと立っている人はカツコイイ。私は心のどこかで、「ひとりでも平気」という生き方に憧れがあった。人に頼らない、泣き言は言わない。颯爽と生きる、もちろんそうした心意気は大切。でも、現実は言葉ほど簡単ではなくて。私は日々、強い自分と弱い自分をごちゃ混ぜにしながら生きてます...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
誰かに寄りかからずに、ひとりですくっと立っている人はカツコイイ。私は心のどこかで、「ひとりでも平気」という生き方に憧れがあった。人に頼らない、泣き言は言わない。颯爽と生きる、もちろんそうした心意気は大切。でも、現実は言葉ほど簡単ではなくて。私は日々、強い自分と弱い自分をごちゃ混ぜにしながら生きてます...
今でも両親の部屋はそのままにしてある、部屋がたくさんあるからだけど。たまに入ってはおきみやげを見つける。父はよくわからないことを口走っていた、大工になるとか詩人になるとかその他いろいろと。いつも夢みたいな話を聞かせてくれた。だからこの部屋にはなれなかったけど、その夢のおきみやげだけはたくさんある。中...
今でも両親の部屋はそのままにしてある、部屋がたくさんあるからだけど。たまに入ってはおきみやげを見つける。父はよくわからないことを口走っていた、大工になるとか詩人になるとかその他いろいろと。いつも夢みたいな話を聞かせてくれた。だからこの部屋にはなれなかったけど、その夢のおきみやげだけはたくさんある。中...
庭先の椿の枝に小さな餌皿をつるした。都会にも野鳥はやって来る、特に冬場となると食料が少ないからかも知れない。残り物のハチミツとナッツとバターを固めたキャラメル、ついつい自分で食べてしまい少なくなってしまった。野鳥にはチョットした思い出がある。幼い頃に祖父の裏庭に大きな樫の木があった。夏も終わりの夕暮...