春谷探偵物語 第1巻「序章~始まりは殺人~」4
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/09/01 23:04:35
太陽はもう西に傾き掛けている。綺麗な夕焼けだ。小田はラッシュの始まった高知市街を抜け、五大山展望台に到着した。
「ええっと、このレストラン前だな。待ち合わせ場所は。」
夕方とはいえ、まだ明るい18時前と言う時間だが、レストランは若いカップルで込み合ってきている。坂出で出会った時は赤い帽子が印象...
気が向いたときに、気まぐれで書いております。
が、不定期なのであしからず・・・。
太陽はもう西に傾き掛けている。綺麗な夕焼けだ。小田はラッシュの始まった高知市街を抜け、五大山展望台に到着した。
「ええっと、このレストラン前だな。待ち合わせ場所は。」
夕方とはいえ、まだ明るい18時前と言う時間だが、レストランは若いカップルで込み合ってきている。坂出で出会った時は赤い帽子が印象...
8時56分、L特急しまんと3号は坂出を定刻通りに発車した。小田はその列車の自由席に腰を降ろし、イスをリクライニングさせて考えていた。
{あの女性は一体、何者なんだろう? ひょっとして、本当にダイビングのインストラクターをやっているのだろうか? 刑事が嫌いと言っていたが、過去に何かあったのだろうか...
第1章 悲しみの高知
「7月21日、火曜日、午前6時54分。私は、寝台特急瀬戸の車内にいる。定刻通りに児島を発車。これより瀬戸大橋を渡り四国に入る。本日の予定は・・・・・。」
小田がテープレコーダーに取材記録を吹き込んでいると車内放送が流れた。本日最初の放送だ。坂出と終点である高松の到着...
原作 トチロ~ こと 神風 香京(かみかぜ かきょう)
1992年度作品 春谷探偵物語 第1巻 「序章 ~始まりは殺人~」
「本日もJR東日本を御利用いただき、誠に有り難うございます・・・・・。」
通勤ラッシュが終わった時間帯でも、夏休み初日ということもあってか、旅行者で込み合っ...
昨日、インターミッション(休憩)と言う項目で以前に僕が書いたミステリー小説を掲載したんですが、何人かの人が続きを読みたいと言ってきてくれました。
いや~、作者冥利に尽きますね~。 嬉しいかぎりです・・・。
まだ、事件が始まった冒頭だけの掲載だったんですけど・・・。まさか、こんなに好反響だったと...