秋が深まるころレンガ作りの校舎の横の掲示板を見ている君がいた
休講のお知らせ・・・
近づく私を見つけると頭にきたと怒った顔で口を開く
ねぇ喫茶店に行こうよ・・・
遅刻だぁ~って駅から走ってきたのにさ
教室に行ったら誰もいないじゃんでも休講でよかったかも
レポートまだ書いてないんだちょっと見せてよ
高...
秋が深まるころレンガ作りの校舎の横の掲示板を見ている君がいた
休講のお知らせ・・・
近づく私を見つけると頭にきたと怒った顔で口を開く
ねぇ喫茶店に行こうよ・・・
遅刻だぁ~って駅から走ってきたのにさ
教室に行ったら誰もいないじゃんでも休講でよかったかも
レポートまだ書いてないんだちょっと見せてよ
高...
雨音が聞こえる何もない部屋にそっと悲しく
静かにカーテンを開ける
薄明りの中雨の中に景色が崩れていく
あなたの面影もその中に流れていく
雨音が聞こえる空っぽな心に微かに悲しく
静かに目を閉じる
暗がりの中あなたの香りが優しくよみがえる
静かに目を開ける
見えない温かさが崩れた景色の中に浮かんでいる
...
雨の音が聞こえるそれはやさしく
心の何かが溶けていく空虚な隙間を埋めるように
時を包み込む神様の子守歌
それはあなたの鼓動のように静かに波打つ
そうそれは私をそっと抱きしめてくれて時に聴いた音だ
雨音にも温もりを求める私がいる深く深呼吸をする
かすかにあなたの香りを感じた
何となく言葉は浮かぶので...
透き通った暑い夏に想い出が想い出が一つ一つ流れていく
焼けた景色の中いくつもいくつも流れていく
あなたの香りをのせてそれは吹き抜けていく
白く乾いた暑い今の景色に私の想いは負けないくらいに熱いのに
立ち止まってくれますか振り向いてくれますか
こんな私でも夢を見るあなたと一緒に歩む夢を
もうすぐ秋が来...
もう少し雨が降っていて欲しいもう少し駅が遠くにあって欲しい
そう思っていてもあなたは早歩きで進むこの雨が少し強すぎるから
少しぐらい濡れても良いのに夏の雨だよ冷たくはないよ
なぜ黙って進んでいくのいつもは笑って話をしてくれるのに
組んだ腕が引っ張られる傘の位置もいつもより高い
雨の中を小走りに進むこ...