おすがり地蔵尊秘話(10)
- カテゴリ: 自作小説
- 2018/02/11 12:59:54
車に乗ると、10分くらいですと横谷青年は言った。
「交通の便は車しかないのですか。」
私は早とちりして失策する場合が多いので、営業の車に乗せられてから、バス便はないのかと気付いた。
「そうですね。バスは1日に3本くらいですね。だけど、田舎の雰囲気を求めるとすれば、3本くらいが適当じゃないですか。...
車に乗ると、10分くらいですと横谷青年は言った。
「交通の便は車しかないのですか。」
私は早とちりして失策する場合が多いので、営業の車に乗せられてから、バス便はないのかと気付いた。
「そうですね。バスは1日に3本くらいですね。だけど、田舎の雰囲気を求めるとすれば、3本くらいが適当じゃないですか。...
ホームページを見て、電話をかけてみたが、やっぱり、遠い他府県は何かあった場合を考えると敬遠したくなった。発案と実行が一致しないのが私の悪い点である。妻の秀子からも、軽くみられる要素である。これは間違った見解ではないから、とやかく言われようが直らない。そこで電車で急行が止まる駅ならば、行き帰りに不便...
今夜が怖い。 当地では朝から雨が降っています。この雨が夜まで降り続くという予報です。さらに、寒波が大陸から南下してくると、この雨、夜に雪へと変わる可能性が高いからです。近畿だけでなく北陸、信越、東北に再び大雪をもたらす可能性があります。これが心配です。オリンピック会場は晴れて、温度も高くなって...
「お父さんの意見は伺いました。その旨、優子とお母さんに報告します。」
こう言って、前島健太が腰を上げたので、私は、妻の秀子の実家の相続のことが気になったので質問してみた。
「あのさ。秀子の実家の弟から連絡はなかったか。」
「ああ。お母さんの実家の方で何か、揉め事があったようですね。けれども、私は直...