2011.8.1.朝の社
- カテゴリ: ファッション
- 2011/08/02 06:47:52
少し入り込んだ
山裾の小道
日が高く上がっても
奥まで光は届かない
入り口の林道に
斜めに射し込めば
濃い緑をした木々が
僅かに光を跳ね返す
程よく並べられた
石と土と樹が
蝉の声と共に
山の色に溶け込んでいく
少し入り込んだ
山裾の小道
日が高く上がっても
奥まで光は届かない
入り口の林道に
斜めに射し込めば
濃い緑をした木々が
僅かに光を跳ね返す
程よく並べられた
石と土と樹が
蝉の声と共に
山の色に溶け込んでいく
うっすらと雲の掛かる
明け方の窓の外から
シーシーシーシー
ひっきりなしに聞こえてくる
それは夏の風物詩
季節の移り変わりを
耳の奥に刻み付けて
あたり一面を
一定のリズムに染め上げる
振り返ればきっと
それはいっときのこと
けれども永遠のように
音は響...
風向きが変わると
ふっと横切った
潮風は
記憶の彼方にある
連れられた旅行で
出会ったのが最初
砂浜と波と
遥かな空と海
白い浜の色と
寄せては返す音
触れると呼び覚まされる
幼い日の思い出
構内を行き交う
着物姿の人々
車窓から見送れば
華やかに灯る提灯
賑わいの空気が
駅前に集っている
辺りは段々に
夕暮れを深く迎え
灯りは段々に
夜の空を染め始める
定刻になり
閉まる扉
賑わいはいつしか
車体の揺れる音に変わる
ああ
今日は...
その小道の両脇には
街路樹が並んでいる
陽射しを受けて瞬く
数々の木漏れ日は
空の煌きを和らげた
柔らかな灯り
包み込む蝉時雨と
共に季節を語る
そんなことを思いながら
ゆっくりと歩みを進めれば
穏やかに風が吹き抜ける
全身が
風景に溶け込んでいく