Nicotto Town



散文詩



雨が 降っています

久しぶりの 雨です

庭の木も こころなしか うれしそうです

大地は 乾いた喉を うるおすことでしょう

川も その 汚れた身体に

シャワーを 浴びることでしょう




今  雨が降っています

私の  こころにも

熱い 涙の 雨が

冷たく 硬い わたしの ここ...

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無題    5   4


あなたは  夜空に  輝く 星

つかめないくらい に 遠い

季節に よって

あっちに  行ったり

こっちに   来たり



遠く なったり

近くに なったり
 



まるで わたしを

弄んで いるみたい

流れ星に なって

わたしの ところへ 飛んで きて
 

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無題


一本の  小さな  ろうそくが

わたしに  もたらした

小さな  幸福感

部屋の  闇の  中で

ポツンと 小さく 光る

 
とても  暖かい



 
小さな 部屋の 小さな ろうそく


小さな ろうそく が

わたしに 与えた  幸福感

愛する あの人が 帰るまで

どうか   ...

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白い涙


涙よ

この 悲しみを 追い出して

この     空しさも

寂しさも


涙よ

私の   涙よ

私の  眼から  流れる

白い涙よ

悲しみも   空しさも   寂しさも

全て 海へ 流して

涙よ

私の 涙よ

あの人のために 流す 涙は

もう  涸れて  しまったのだから 

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無題  原 行遥


一人ぼっちで

村の道を   歩いてみたい

それも

細く    長い    道がいい

白樺の ある

細く    長い    道がいい



一人ぼっちで

村の 道を 歩いて みたい

それも

細く    長い    道がいい

そこに

わたしは  見つけよう

遠い昔

貴女が   ...

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