2011.8.18.バスの中で
- カテゴリ: 日記
- 2011/08/19 06:19:50
急に雲が広がった
仕事からの帰り道
風の心地よさが過ぎると
乗り込んだところに打ち付けた
大きなフロントガラスに
小さな水滴が
風を受けて流れて
斜めに線を引いていく
少し混み合う道をゆっくりと
水音と共に走り
いつしか降りる夜の帳に
見える景色を染めていく
急に雲が広がった
仕事からの帰り道
風の心地よさが過ぎると
乗り込んだところに打ち付けた
大きなフロントガラスに
小さな水滴が
風を受けて流れて
斜めに線を引いていく
少し混み合う道をゆっくりと
水音と共に走り
いつしか降りる夜の帳に
見える景色を染めていく
木の葉が舞い始めた
お昼過ぎの庭先
雷鳴と共に
飛沫が窓に音を立てる
湿った香りが
鼻先を過ぎれば
虫たちは黙り込み
鳥達は姿を隠し
静寂を作り出して
水の音に耳を傾ける
力強く降り注ぎ
辺りを一色に染めると
何事もなかったかのように
足早に去っていき
...
トンネルを抜けた先の
山あいの町
親類の集まった
祖父母の家で
お昼を回り
陽射しが厳しくなる頃
どこか涼しげな器に
スイカが置かれる
庭を眺めながら
並んで座り
皆でほお張りながら
夕暮れを待つ
いつしか涼の染みる
ひと時の思い出
ザアアアアアア
ザアアアアアア
しぶきを上げて
川が流れている
ジーワジーワ
ジーワジーワ
川岸の木立に
蝉の鳴き声が響いている
訪れた一家は
お墓参りだろうか
真昼の
川沿いの墓地は
せせらぎに
鳴き声
それから
高い日に照らされて
静寂と賑わ...
日の高いのは
毎年のこと
変わらず聞こえる
蝉たちの声
坂道を登れば緑を放つ
山に面して墓石が並ぶ
眩しさの中を歩めば
鮮やかな花々
赤と白との提灯に
香の煙が舞う
手桶の水
新しい花
蝋燭
お線香
故人を思い
掌を合わせる
ささやかな倖せ...