生活と行事。 生活は行事というリズムで成り立っているのかもしれない。何の行事もないという人もいるかもしれないが、食事だって食べる行事である。お盆とか記念日というのも行事だ。誕生日もそうだ。終戦記念日もそうだ。いろんな行事の中で生きている。俺は、何もせん。何の興味も感じない。若い時はこう思ってい...
生活と行事。 生活は行事というリズムで成り立っているのかもしれない。何の行事もないという人もいるかもしれないが、食事だって食べる行事である。お盆とか記念日というのも行事だ。誕生日もそうだ。終戦記念日もそうだ。いろんな行事の中で生きている。俺は、何もせん。何の興味も感じない。若い時はこう思ってい...
読経中に電話あり。 どこからの電話だろうと思って出ると、図書館からリクエスト中の本が届きましたので取りに来てくださいという連絡であった。お盆休みなしで図書館は動いているのかと感心した。仏間に戻ると、僧侶の読経は続いていた。我が家の仏間は家の真ん中に位置するのでクーラーが付いていない。扇風機しか...
ぞ先祖様をお迎え。 玄関先からご先祖の御霊をロウソクでお迎えし、御詠歌を唱えた。こうしたことを文章として書くのは初めてだろう。もう、歳だということだ。其のうちに、ご先祖の御霊が見えてくるかもしれない。正直いうと、ご先祖様より、お前は何をしているのかと、叱責を受けるかもしれないという不安があるか...
ビジネス手帳の文字を菅原は指差して質問した。「ここに信太盛太郎という名前が出ているでしょう。この方のことについて、何か、お話をお聞き出来たらと思って、突然ですが、訪ねて来たのです。」「もう、昔のことですし、何も覚えておりませんわ。昨年、正信さんの7回忌をされたのでしたら、もう8年も前になりますね。...
お墓参りしてくる。 本日も暑かった。墓石の周囲の雑草を手でむしり取って、清掃する。花を供えて、ローソクと線香に火をつけようと思って、ライターをパチパチやるが、ガス欠になっていた。お寺から借りて来たマッチで火をつける段になって、風がぴゅーんと出て来た。いつもこうである。火をつけても、すぐに消えて...