今、雨が降っている
気温は下降気味・・・
汗をかきかき公園を歩いていると
何処からともなく声が聞こえた
もしもし
すみません
お願いがあるのですが・・・
ん、なんだ
何か聴こえたみたいだけど?
ここはカンカン照りの街の公園
いつもは遊んでいる子供も休んでいる老人も
誰一人としていません...
今、雨が降っている
気温は下降気味・・・
汗をかきかき公園を歩いていると
何処からともなく声が聞こえた
もしもし
すみません
お願いがあるのですが・・・
ん、なんだ
何か聴こえたみたいだけど?
ここはカンカン照りの街の公園
いつもは遊んでいる子供も休んでいる老人も
誰一人としていません...
黒い無限の空間の中に
私の心は浮いていた
それは銀色の尾を長く引き
彗星のように流れていた
私に手足は無かった
ただ流れるままに進んでいた
何処かへ向かって
息を吐くように
全ての成長が止まるような
究極の寒さの中
私の心は凍りつくことなく
今日も歩みを止める事が無かった
はるか遠くに光...
空白に爪を立てる
その傷口から愛の欠片が溢れ出る
暑い夏がやって来た
半年前
私は愛をはらんだのだ
吹雪く冬の日に
クリスマスキャンドルを見つめながら
それは疑いのないもの
確信だった
そして
あなたの影すら見えない春の日も
涙で霞む幻の中に
咲く花の香りの中にあなたを感じていた
空が...
京都の夜
鴨川の土手の上
川面を見つめ
打ち上げ花火
ヒュルヒュルと天に舞い
落ちてくるは落下傘
ついでに見える空飛ぶ円盤
四条通を歩く
人、人、人
絣の着物が美しい
提灯が明るく鉾を照らしだす
新町通りに入る
夜店、芋を洗うような人
売り声に掛け声
それ以外は聞こえない
ここにも鉾はそそり立...
振り返ると
私の通った道に花が咲いている
それは私が植えたものなのか
そこに最初から根付いていたのかは解らない
でも多くの花の中に混ざって
私だけの色がある
それは私自身にしかわからない
私の色なのだろう
赤でも無く
白でも無い
黄でも無く
紫でも無い
熱を持った
オレンジに近い色であっ...