2011.10.7.夜明け
- カテゴリ: 日記
- 2011/10/08 07:07:00
空が白み
山の影が浮き上がる頃
虫の音は緩やかに
目覚めのときを伝える
不意に射しこむのは
柔らかな赤い光
色合いと共に
世界を温かに染める
空が白み
山の影が浮き上がる頃
虫の音は緩やかに
目覚めのときを伝える
不意に射しこむのは
柔らかな赤い光
色合いと共に
世界を温かに染める
風に乗って
過ぎ去った雨雲の
残していった
霧のような小雨
次第に雨音が遠ざけば
灰色の掛かった世界が
少しずつその色を変える
眩しさに気が付けば
空は晴れ渡り
視界一杯が
ただ一色に染まる
小春日和のあと
一段の冷え込み
季節の変わり目の
気紛れなお天気は
木々の色づきも待たず
足早に冬の気配を運ぶ
大きく広がった
灰色をした雲は
あたり全体を
薄墨に染めて
熱を冷ます風と共に
すっぽりと包み込む
朝の冷気が掃われて
ぬくもりの満ちるお昼時
木の葉を照らす優しい日差し
きらきら瞬き眩しさ散らす
小川を賑わす小さな影は
生まれて間もない魚たち
届く光を喜ぶように
縦横無尽に駆け巡る
こんなお天気良い日には
心がころころ笑い出す
夕暮れの町に
そっと風が吹く
数日前までは
日の照らす時間だったけれど
陰ったためだろうか
それは既に冷たい
気付いて見上げれば
西の空に残る光
朝焼けにも似た空が
紺色に染まっていく
季節の深まりが
じんわりと告げられる