2011.11.1.ときの境目
- カテゴリ: 日記
- 2011/11/02 06:07:01
星空は
どうなっただろうか
そんな風に思いながら
そっと開けてみる
夜風の残り香か
明け方の冷気か
静寂に包まれた空は
思いの他明るい
足元から湧き上がる
燃えるような赤と
その裾を淡く変えながらも
漆黒を湛えて広がる紺と
両者を繋ぐよう
その間に確かにあ...
星空は
どうなっただろうか
そんな風に思いながら
そっと開けてみる
夜風の残り香か
明け方の冷気か
静寂に包まれた空は
思いの他明るい
足元から湧き上がる
燃えるような赤と
その裾を淡く変えながらも
漆黒を湛えて広がる紺と
両者を繋ぐよう
その間に確かにあ...
急な仕事で
遅くなった帰り道
無意識のうちに
瞼が下りてくる
バスを見送って
歩き出す帰り道
漂う冷気に
上着を羽織り直す
明かりの消えた
静寂の帰り道
瞬きに気が付いて
不意に見上げてみる
名前は知らないけれど
どこまでも広がる空に
一つまた一つと...
しっとりとした空気は
風の運んできたもの
気紛れのように降りる小雨に
少しだけ寒さを感じる
灰色の空の下では
山がかえって青く見え
まるで薄墨で描かれた
絵画のようにも見える
通い慣れた
いつもの道も
雨の日は
どこか幻想的だ
思いがけない場所で
聞き慣れた調べに出会った
同じようなことは
時々ある
それは
ふらりと立ち寄った書店で
或いは喫茶店で
商店街の
行き交う人の中で
名前も知らず
ただ口ずさんだ
淡い記憶を呼び覚ます
懐かしい調べ
約束の時間には
少しだけ早い
近くを散歩してみよう
高い空
冷たい風
揺れる木の葉
さえずりに惹かれて
木立に近付けば
木の葉を揺らすのは
風ばかりでないと気付く
陽射しを
柔らかに受け止め
秋色に染まりつつある枝は
小さな命を
優しく包み込み...