2012.8.9.心地良い風
- カテゴリ: 日記
- 2012/08/10 06:02:34
自転車を駆って
ご近所への訪問
真昼の太陽は
容赦なく暑い
用件を済ませて
職場への帰り道
白いシャツを
乾かすように
吹き抜ける風が
熱気を払い行く
自転車を駆って
ご近所への訪問
真昼の太陽は
容赦なく暑い
用件を済ませて
職場への帰り道
白いシャツを
乾かすように
吹き抜ける風が
熱気を払い行く
リーリー
リーリー
虫の音が
静かに届く
それは明け方に
それは夕暮れに
日の陰りには
秋の気配
心地よく包まれて
夢見の心地
懐かしい声
変わらぬ姿
現実には
過ぎた世界
童心に返り
熱心に話す
毎年の
この時期には
旅立った人が
世に戻ると言う
そんな願いを込めた
古人の信仰に
少しだけ近付いて
心を整える
黒い雲は
通り雨の知らせ
日照りの中に
一時の涼をもたらす
庭先の土に
跡を残せば
風に乗って
どこかへ行ってしまう
呆れるほどに
抜けるような夕空
降り注ぐ光に
明日へ続く今日を思う
カーテンが揺れる
風が吹き抜ける
心地よく身を寄せれば
冷たい雫が顔に当たる
遠くの雷鳴が知らせた
夕立の訪れ
ざあざあと走り
真夏を湿らせる