Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

雑音(ノイズ)とブルース

外は暴風雨、世界が引き裂かれる夜
停電の闇の中、机の隅でそいつが這いつくばっている
埃を被った真空管、傷だらけのプラスチック
指先でダイヤルを回せば、骨董品がかすかに震えたザー、ザー、と砂嵐の音が部屋に満ちる
台風の咆哮に負けじと、奴は必死に声を絞り出す
途切れ途切れに流れてきたのは
いつかどこかで...

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濁流のブルース

窓を叩きつける硝子(ガラス)の雨
街灯がひとつ、水たまりに溶ける
バーボンを煽り、煙草(タバコ)に火をつけば
くたびれたブルースが、俺の背中を撫でた奴は静かに、しかし確実にやってきた
風は軋(きし)み、夜の輪郭を削り取っていく
外では台風が、すべてを吹き飛ばそうと牙を剥く
だが、俺の心は微塵(みじん...

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風のなかで


青いあざみの 咲く径(みち)を
おまへとふたり 歩いた日
木漏れ日はただ やさしくて
僕らの影を ひとつに揺らしたあなたの髪の かすかなにほひ
忘れたくない こゑのひびき
たとえ季節が すぎてゆくとも
この高原の 風は消えない二
しづかな夜の しづくのなかに
おまへのなみだを 僕は見た
何も言は...

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五月の風


かなしみを知らない おまへの瞳に
みどりの木陰の ひかりが躍る
それは僕たちが いつか夢みた
いちばん新しい 朝のしらべだおまへの頬を なでてゆく風は
わづかな涙も つばさに乗せて
青いあざみの ひらく野原へ
やさしいにほひを 運んでゆくだらう二
もう冷たい夜は ここにはなくて
窓をあければ 光...

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雪の夜(よ)のしらべ


ともしびを消した 夜の窓辺に
ふりしきる雪の しろいまたたき
それは僕たちが いつか失くした
あまくて せつない 約束のいろおまへの頬を つたふなみだは
凍れる夜の くだける破片(かけら)
かなしみはただ うつくしく透き
よごれた世界を あらはしてゆく二
もう呼びあふ こゑも途絶えて
風は静かに...

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