Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

ガラスの森(オルゴールの音色)

ガラスの森の奥で ひそかにまわる
錆びついた ちいさなオルゴール
だれの手もふれないのに かなしく狂ひ
かすかなネジの軋みを 風にまぎらすあのひとが好んだ 古いゆめのような調べ
硝子の葉と葉がふれあふ きらめきのなか
もういちどだけ ひびいておくれと
ぼくはつめたい幹に ひたいを寄せるけれど歌は 途...

>> 続きを読む


ガラスの森2

あんなにやさしかった あの日々のひとみ
いまは冷たい ガラスの梢に凍りついて
ぼくがいくら その名を呼びかけても
かすかな風の音(ね)となって あせるばかりもう二度と つぼみを開くことのない
透きとおる森の かなしい静けさのなかで
ぼくは失くしたものを ひとつひとつ数へる
それはきらきらと 指のすき...

>> 続きを読む


ガラスの森

あやふやな光のしずくが こぼれて
だれもいない小径(こみち)を ひそかに濡らす
そこには冷たい ガラスの梢(こずえ)がしげり
かすかな風のそよぎに さざめいてゐるぼくの失くした言葉は みな
あおい葉裏のきらめきに なって
窓をひらいた あの日の記憶のやうに
いつまでも いつまでも 震へてゐる夕暮れは...

>> 続きを読む


Feeling Good4

国道沿いのダイナーの窓際、冷え切った珈琲の向こう側で、夜が静かにひび割れていく。
藍色の闇が溶け出し、地平線の境界線がゆっくりと薄紅色のグラデーションに染まり始めていた。ネオンサインがパチパチと頼りない音を立てて消え、代わりに世界が青い光に満たされていく。
夜を徹して走り続けた身体はひどく疲れている...

>> 続きを読む


Feeling Good3

ヘッドライトの光が、濡れたアスファルトを白く引き裂いていく。
行き先なんて、最初からどこにもなかった。
ただ、この街の澱んだ空気を引き剥がすように、アクセルを踏み込むだけだ。バックミラーに映る街の灯りが、次第に小さく、滲んでいく。
捨ててきた過去も、答えの出ない問いも、すべては加速する夜の闇に置き去...

>> 続きを読む





Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.