Nicotto Town


フリージア


もう一度…

金狼の重圧…14

 ミカミはバタフライの決心を待たずゲーム機の電源を入れた。ボックス内がだんだんと明るくなってきた。それに呼応するようにバタフライはボックスの中に入る。自分の乗っているEMと同じものの全体が見えてきた。
 バタフライは軽く眺めた後、またいでみた。
 「どうだい、ちゃんと君仕様に改造したんだ、乗り心地は...

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金狼の重圧…13

 二人は病室を出る。その間際、バタフライはもう一度ウルフを見た。人形のように動かないウルフ。自分は何と戦うのだろう?そんな不思議な思いを噛みしめウルフから目を離し、病室を後にした。

 ずっと暗いままだった病室にウルフが1人取り残されていたが、まもなく看護師の巡回が来た。
 「あら?電気点けて無いじ...

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ブログのお題です^^

好きな小説は推理、ミステリー小説です^^

今回連載しているお話し『金狼の重圧』はミステリーのはしくれかな^^;

もう10年も前に書いたものを、再編集し載せています
久しぶりに自分の書いたものを読み返すのは恥ずかしいですね^^;

編集せずに全部を載せると、かなり長くなってしまうのでだいぶ端折って...

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金狼の重圧…12

 バタフライは真っ白になった思考をフル回転させ、考える。
 病院送りになったことを知らないだと?そんな訳な…………バタフライは思い出していた、前回のウルフとの対戦のことを。自分が転倒し負けて入院していた時のこと、こんな揶揄を耳にした。
 『ウル...

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金狼の重圧…11

「目の前に?」
 ミカミはベッドの方を指さす。
 暗い個室にやっと目が慣れてきた。目を凝らすと、ベッドの上の男には確かに以前見たウルフの面影があった。この生気の無い抜け殻のような男があのウルフだと言うのか?
 全身を使って躍動的に走り、全ての相手を寄せ付けず、EM乗りならば誰もが目標とし憧れていたウ...

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