自作小説倶楽部1月投稿
- カテゴリ: 自作小説
- 2020/01/31 22:08:42
『ある一族の野望』
娘のほうは、まあ、少しはいいなと思ったんだ。一族の悲願のためとはいえ、こちらは財産目当てだから醜女と結婚することも覚悟していたんだ。それが、笑うとなかなか美人で、話して見れば嫌味もなく頭もいいし、贅沢もしない。いつか彼女と僕の一族の故郷に旅行しようと約束したんだ。それがだ。突然...
『ある一族の野望』
娘のほうは、まあ、少しはいいなと思ったんだ。一族の悲願のためとはいえ、こちらは財産目当てだから醜女と結婚することも覚悟していたんだ。それが、笑うとなかなか美人で、話して見れば嫌味もなく頭もいいし、贅沢もしない。いつか彼女と僕の一族の故郷に旅行しようと約束したんだ。それがだ。突然...
(注意)2020年は積極的に読書の感想も上げて行こうと思います。ただし、私の性格的に賞賛よりケチをつけることが多いので批判を読みたくない方、読みたいタイトルの感想は読まないでください。
評価★3
あらすじ
20世紀初頭のイギリスの貴族の領地でベルという医師として覚醒した「私」、しかし自分はベルであ...
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
さて、キャッシュレス化が進む中、いまだ何とかペイも利用出来ず。それでいて買い物で現金を使うのももったいなくなった今年はインターネットショッピング。
家族が居るので会社に行っている間に受け取ってもらえるし、楽♪
で、今日も頼んでいた衣類が届いた。...
『小さな女王』
両親が死んで俺がお屋敷に取り残されたのは12歳になった年だった。父は旦那様の秘書だったこともあり、身寄りのない俺は、そのままお屋敷の使用人たちに育てられることになった。俺に最初に与えられた仕事は一つ年齢が下のお嬢様の話し相手と言われたが、実際はカナリアの代役だった。
ちょうど...
『図書の守護者』
書架の間を数珠や御札を手に行き来していた下級生たちを追い出し、カウンターの内側の定位置に戻ったが読書を再開するには心がささくれてしまい、諦めて本を閉じた。
「また、幽霊探しの子たち?」
学校司書の高杉さんがにこにこと笑いながら言った。その手は古い蔵書目録をめくっている。わたしは...