【十字架】(講談社文庫 し61-16)∥重松 清/[著]∥講談社∥2012.12∥・・・★★★★★
内容は重いけど、重松マジックなのか、気分的にはそんなに負担を感じることなく、サクサク読み進めることができた。いじめ自殺で子を失った親にしかわからない感情に少しでも近づけたような気がする。もし自分が遺書...
徒然なるままに
【十字架】(講談社文庫 し61-16)∥重松 清/[著]∥講談社∥2012.12∥・・・★★★★★
内容は重いけど、重松マジックなのか、気分的にはそんなに負担を感じることなく、サクサク読み進めることができた。いじめ自殺で子を失った親にしかわからない感情に少しでも近づけたような気がする。もし自分が遺書...
【昨日がなければ明日もない([杉村三郎シリーズ])】∥宮部 みゆき/著∥文藝春秋∥2018.11∥・・・★★★★★
私立探偵:杉村三郎の仕事は依頼内容が終わってからが本領発揮。『火車』以来の宮部作品。三編のうち、「絶対零度」と表題作がよかった。特に後者は終わりが近づくにつれて増してゆくスピード感で、...
【母さんは料理がへたすぎる】∥白石 睦月/著∥ポプラ社∥2020.1∥・・・★★★★☆
どこかヌケている親のほうが子はしっかり育つ。あんまりがんばりすぎなくてもいいんじゃない?と、そっと肩の荷を下ろしてくれる一冊。透、蛍、渉、三つ子の女の子の名前にこだわりを感じた。
【赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。】∥青柳 碧人/著∥双葉社∥2020.8∥・・・★★★★★
『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の昔話が今度は童話コラボで再登場。前者が大好きだったので、期待値MAXで読み始めたところ「シンデレラ」と「マッチ売りの少女」は馴染みがあって楽しめたけど、「...