以前書いた物語 いんこな日々-第12章-(後編)
- カテゴリ: 小説/詩
- 2009/11/18 00:03:22
12章 懸案のいんこ問題(後編)
今目の前に存在するチビッコギャングだけなら 飼い主や親いんこの目を盗みつつ しっかり誰がえらいのかを教え込めば済む話である。問題は…私は 深いため息をついた。
問題は ちゅう坊とグリ子カップルが 再び巣引きをして新たなチビッコギャングが登場しかねない...
しばらく、おうむたんが 毒舌はく日記になります(^^;。飼い主に責任はとれませぬこと、ご了承ください
12章 懸案のいんこ問題(後編)
今目の前に存在するチビッコギャングだけなら 飼い主や親いんこの目を盗みつつ しっかり誰がえらいのかを教え込めば済む話である。問題は…私は 深いため息をついた。
問題は ちゅう坊とグリ子カップルが 再び巣引きをして新たなチビッコギャングが登場しかねない...
12章 懸案のいんこ問題(前編)
かごが4つになったー理由は簡単だ。いんこが増えたからだ。
セキセイカップルのちゅう坊とグリ子夫婦が初めての巣引きに入った時 その問題に考えが及ばなかったのは 私が甘かったからだ、と思う。
「いっぱい食べて体力つけて乗りきってよね」
などと応援しては グリ子の為に...
11章 恋の始まり(後編)
「うん また鳥に会いに来てね」
あっさり飼い主も男を帰すつもりらしい。この二人…どうなってるんじゃ?かすかな疑惑が頭をもたげて来た。 二人は立ちあがると 部屋を出た。玄関から二人の声が聞こえてくる。
「じゃ また」
「うん また電話するね」
そしてすぐにバ...
11章 恋の始まり(前編)いつもの通り 夜 飼い主が帰ってくる時間、ドアの向こうでガチャガチャ鍵を開けるまでは いつもの手順だったが
「どうぞ 入って」
という声。どうやら 飼い主一人でない模様。灯りが点いて 私らいんこが まぶしそうに頭を上げると人間の若い男が目の前に出現しておった。飼い主に彼氏が...
第10章 恋の架け橋(後編)
というわけで 私はちゅう坊に餌を腹一杯食べされた後、かごから連れ出した。
こんな状況で外に出たのが珍しかったのか ちゅう坊はまわりをぐるりと見まわすと ブワブワ羽を膨らませた。まずい、飛ばれてしまったら 飛べない私がとっ捕まえることが出来なくなってしまう。ので。間髪い...