Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

永遠の窓、消えないぼく

静かな夜の境界で ぼくの息が止まっても
どうか一粒の涙も こぼさないでください
アインシュタインが その数式で示したように
過去も未来も この「いま」のなかに同時にあるのだから肉体という器が いつか形を失っても
ぼくという自我は けっして消え去ることはない
E = m c ^ 2
質量は光へ 光は意...

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質量と光のソネット

かすかな風が 窓をたたいて
ぼくのなかの静かな時間を 呼びさます
すべての重みをもった存在は その奥底に
まばゆい光の祈りを 隠し持っているのだろうか夕闇が パステルカラーの街を包むころ
机のうえで ひそやかに息づく数式
E = m c ^ 2
それは質量が 光へと還るための約束あなたがぼくの名を ...

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霧の不文律

トレンチコートの襟を立てた背中が、冷たい河風に濡れていた。
街は煙る。
デューク・エリントンのピアノが残した微熱は、すでに乾いた舗道の上で消えかけている。
鍵盤の澱(おり)、
ビリーの描いた不協和音の残響。
橋脚(きょうきゃく)を打つ黒い波は、
誰にも言えない過去の死骸をどこかへ運んでいく。ポケット...

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旅立ちの引き出しペルセウス座流星群

銀の指輪をそっと引き出しの奥へ
見えない文字で綴られた過去を
暗闇の底へと仕舞い込む
カチリと鳴った小さな錠の音は
僕たちの季節が終わった合図もう夜空を見上げる理由はない宛てのない足跡冷たい形見を置き去りにして
僕は薄明の街へと歩き出す
行き先などどこでもよかった
ただ、君のいないこの部屋から
遠く...

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凍りついた形見ペルセウス座流星群

机の上に置かれたままの
君が残した銀の指輪
ペルセウスの光を映すこともなく
ただ冷たく、重く、そこにある触れる指先から伝わるのは
星が死んだ夜の
終わりのない冷気だけ遺された時間秒針の刻む音が
静まり返った部屋に響く
君が置いていった古い懐中時計
それは僕の知らない時間を
今も冷酷に刻み続けている星...

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