もうひとつの夏へ (3)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/22 01:27:50
当時は、判らなかった事だが、この@ニフィティ駅は広大で複雑に入り組んでいるまるでパラレルワールドのような駅だった。
なんでこんなとこで待ち合わせなんかしたのか・・・。今では少し後悔している。
当時は頭が真っ白で、何も考えられなかったが、今ならはっきりと判る。
そう、確信があった。佳代は来なかったんじ...
当時は、判らなかった事だが、この@ニフィティ駅は広大で複雑に入り組んでいるまるでパラレルワールドのような駅だった。
なんでこんなとこで待ち合わせなんかしたのか・・・。今では少し後悔している。
当時は頭が真っ白で、何も考えられなかったが、今ならはっきりと判る。
そう、確信があった。佳代は来なかったんじ...
今週のお題はコレらしい。
ひたすら、部活ばかりしてたな。
その中でも、一番やはり色んな意味で思い出深かったのは、高1の合宿だろう。
ウチの高校は、校内に合宿所があり、そこで一週間ほど合宿を張った。
朝から晩まで、練習漬けそれはそれで、いいのだが問題は別にあった。
ウチの部長、家族麻雀するぐ...
大富豪ビル。文字通りどこかの大富豪が道楽で建てた物だとか、奇抜な外観が、その信憑性を疑いないものにしてしまう。
(大体、金持ちの感性ってのは一般の常識からは大きく逸脱しちまうものだからな・・・)
そんな事を、おもいながら入り口へ立つ。
自動ドアをくぐり、受付を探す。すぐに見つかったのだが、そこで足が...
さて、ウチには少ない数ではあるが、学生さんもチラホラ来てくれているみたいだ。
夏休みもそろそろ終わり・・・。となるとやっぱりアレ宿題ではないだろうか?
とはいえプリントなんかを手伝うわけにもいかない。
そこで、作文について、少しお手伝いというか参考になればと思う。
いい作文にする為に一番大事なこ...
その日は朝からやけに蝉がうるさかった。今思えばあれが虫の知らせって奴だったかも知れない。
毎晩の暑さにうなされ、今夜もようやくうとうとし掛けた時に、不意に電話が鳴った。
「見たことのない番号だな」
普段なら出たりはしないのだが、なんとなく通話ボタンを押してしまった。
「もしもし」女の声だった...
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