風の便りってなんだろう
あなたがこの町に帰ってきたことを聞いた
空白の3年半
どんな気持ちで戻ってきたんだろう
別れた時は辛かった
もう恋なんてできないと思った
でも凍った心もいつかは溶け
優しくしてくれる存在にも出会った
3年半の時は戻せない
私も変わった
きっとあなたも
そんなものだ 時...
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風の便りってなんだろう
あなたがこの町に帰ってきたことを聞いた
空白の3年半
どんな気持ちで戻ってきたんだろう
別れた時は辛かった
もう恋なんてできないと思った
でも凍った心もいつかは溶け
優しくしてくれる存在にも出会った
3年半の時は戻せない
私も変わった
きっとあなたも
そんなものだ 時...
チクタクチクタク
時計の動く音
静かな部屋に
響く時告げ音
電話を抱えて
ベッドの上で
発信音を
じっと待つ
短い夜を
独り占めにする
あなたの業務が
恨めしい
やっとかかった
電話の向こうで
あなたは大きな
あくびをひとつ
疲れた今日も
残りわずか
時計が知ってる
宵待ちの日々
お城まで急ぐ
私はシンデレラ
ダンスパーティが待っている
早く行かなきゃ
王子様が待っている
あなたが待っている
時計がチクタク
たどり着くはあなたの胸
これは夢じゃない
息が苦しい
あなたは心配そうに見ている
ほほ笑む私
ガラスの靴もドレスもないけれど
あなたがいたらそれでいい
ふたり...
赤とんぼが飛んだら
秋の気配
夕焼け空に光る
トンボの目玉も真っ赤
並木道のイチョウは
まだまだ青くて
夏の名残を物語る
絵日記のように
夏に穿いたサンダルも
季節が終わりつつある
あなたとの愛も
じっくりと熟成していく
抱擁なワインのように
深い味わいで
夏を見送った
あなたと手を繋い...
今日も太陽が照りつける
でも空気はもう秋
さわやかな風となって
髪をなでかせる
最近眠れないのは
あの人のせい?
メールも電話もなくて
心は迷うばかり
いっそのこと電話を手繰り寄せて
あなたのもとに
走って行きたい
何よりも抱きしめたい
「泣かなくてもいいんだよ」って
私に言って
そして...