春になると四十雀の声がよく聞こえるようになる。
繁殖期のさえずりだそうだ。
ツーピーツーピーと本等にはあるが、
空から鈴の音がふり注ぐように響いて聞こえる。
ルーリールーリー。
見上げたら高い木の上にいた。
もっと天高くからだと思った。春の空の鈴。
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
春になると四十雀の声がよく聞こえるようになる。
繁殖期のさえずりだそうだ。
ツーピーツーピーと本等にはあるが、
空から鈴の音がふり注ぐように響いて聞こえる。
ルーリールーリー。
見上げたら高い木の上にいた。
もっと天高くからだと思った。春の空の鈴。
今朝はよく晴れていた。
窓の外、ベランダから、
富士が冬ならくっきりと見えるだろうに霞んでいる。
春が好きなので霞に春が感じられることは嬉しい。
だがやはり好きな富士は春が進むにつれ
殆ど見えなくなるのだけれど。
富士と同じ方向のあちこちはもうすぐ桜色に染まる。
今年は春の訪れがすこしだけ遅い。
けれども、日射しが暖かい。このまま春になるのだろうか。
風は冷たい。
梅。木瓜。コブシだかモクレンが固くて柔らかい蕾をだいぶ膨らませている。
雑草と化した黄色いクロッカス。
寒くても、色々なものたちが春だと教えてくれている。
ジョウビタキ、ホオジロ、紅梅の濃厚な香り...
地味なキナコをつかったお菓子がすきです。
信玄餅とか、五家宝とか、わらびもち…。
なんか、なつかしい、やさしい味がする。