シネマ歌舞伎『高野聖』
- カテゴリ: 映画
- 2012/03/26 01:41:13
シネマ歌舞伎『高野聖』。
非日常に属する美女と日常に属する修行僧。
昔話的、おとぎ話的設定。
だが鏡花作品では、
美であり聖であり魔である非日常の世界から、
日常に戻るのには、
殆ど美や聖に近しい心根を持つものでなければならない。
あるいは、詩人や画家、職人だ。
狭間を流れる白桃...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
シネマ歌舞伎『高野聖』。
非日常に属する美女と日常に属する修行僧。
昔話的、おとぎ話的設定。
だが鏡花作品では、
美であり聖であり魔である非日常の世界から、
日常に戻るのには、
殆ど美や聖に近しい心根を持つものでなければならない。
あるいは、詩人や画家、職人だ。
狭間を流れる白桃...
公園の紅梅。ひときわ香りをはなっていたが、昨日までの雨で花びらが大分散った。地面に丸く桃色の円。根元近くに立つ。まだ枝には花が沢山残っているので、上も下も花が咲いているよう、匂いとともに紅梅に包まれているようだ。
野川の岸辺の散歩道を自転車で走っていた。川のまん中あたり、向こうから白鷺が飛んできた...
シネマ歌舞伎『海神別荘』。
海の公子と美女が血で契ると磯に竜胆と撫子が咲いた。
公子「人間にそれが分るか」。
博士「心ないものには知れますまい。
詩人、画家が、しかし認めますでございましょう」
そして海の住人の心の美しさ。
美しく、正しい世界と、対になって、間違えた、美しくない世界が
描かれていると...
落日後の暮れ残った空。
ギリシア神話のようだと心の中で呟く。
何故そんなことを?
呟きのすぐ後で、光に遅れた音のように理由がわかった。
西の空半分を覆う黒い雲が、
夜の女神ニュクスのように見えたからだ。
巨大なマントを広げて、最後に残った昼をまさに飲み込もうとして。
花粉症の人、この時期は大変そうですね。
わたしはかかってないのですが…。
きのう、ちょっと集まりがあって、
そこにいた人たち、けっこうなってました。
一日一回のむ薬だと、眠くなりにくいとか、
鼻にぬる薬が、マスクできないときは、いいとか…。
どうぞお大事になさってください...