終着駅の、そのさきで
- カテゴリ: ココロとカラダ
- 2026/06/11 17:46:17
ちいさな線路の おわりまで来て
わたしは 古い汽車を降りました
ここは もうだれも名前を呼ばない
世界のはずれの 静かな駅です錆びついた改札を そっと抜ければ
ひろがるのは ただ青い、誰もいない海
ひそやかな波の音が オルゴールのように
わたしの耳もとで 優しく揺れていますだれかと出会うための言葉は...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
ちいさな線路の おわりまで来て
わたしは 古い汽車を降りました
ここは もうだれも名前を呼ばない
世界のはずれの 静かな駅です錆びついた改札を そっと抜ければ
ひろがるのは ただ青い、誰もいない海
ひそやかな波の音が オルゴールのように
わたしの耳もとで 優しく揺れていますだれかと出会うための言葉は...
視線は、時に鋭い弾丸のよう。
向けられるだけで、皮膚が焦げる感覚。
あなたが心のドアを固く閉ざすのは、
自分という名の、大切な街を守るためです。人と関わることは、嵐の海を泳ぐこと。
波にのまれる恐怖を知るあなたこそ、
本当の「静けさ」の価値を知る人。
逃げることは、敗北ではありません。
それは、次の...
うす桃色の風が 街をすぎてゆくのに
わたしは ちいさな部屋のなかにいて
カーテンのすきまから
ただ 雲のゆくえを眺めていただれかの呼ぶ声が きこえたような気がして
ふいに 胸がせつなく つめたくなる
ひとつの視線が ガラスの破片のように
わたしのやわらかな時間を 傷つけるからそっと 扉を閉めておこう...
冷たい風が わたつてゆく
木々の梢を ふるはせながら
静かな湖畔の 水のうえに
あをい夕暮れが おちてくる大きな三日月が 映る水面は
まるで 硝子の鏡のやうに
ぼくたちの 遠いおもひでの
すべてを じつと みつめてゐるきみは どこかで きいてゐるだらうか
この さびしい 風のうたを
ぼくの こころの...
しずかな夕暮れの 風のなかに
ぼくらは み失った森をさがしてゐた
梢のあいだから こぼれる光は
淡いみどり色の つめたい涙のやうにかすかなせせらぎが 歌をうたってゐる
むかし誰かが 忘れていった古い歌を
きみは耳をすまし 優しくほほえむけれど
そのかげは もう夕闇に溶けはじめてゐるすべては うたかた...