たくさんの瞬間が夏によりそう
- カテゴリ: ニュース
- 2012/07/12 19:26:32
夏を感じる瞬間…。沢山あるなあ。
入谷の朝顔市が開かれる頃。
家で育てた朝顔が咲いたとき。
アガパンサスがどこかの庭などで咲いているのをみたとき。
アガパンサスは、モネの絵ではじめてしった。
夏の空のような、青い花。
汗をかいたとき。
日射しがじりじりと肌に近づいてくるような...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
夏を感じる瞬間…。沢山あるなあ。
入谷の朝顔市が開かれる頃。
家で育てた朝顔が咲いたとき。
アガパンサスがどこかの庭などで咲いているのをみたとき。
アガパンサスは、モネの絵ではじめてしった。
夏の空のような、青い花。
汗をかいたとき。
日射しがじりじりと肌に近づいてくるような...
木漏れ陽。
地面に落ちる影を、
いつも波のようだと思っていた。
今日、ぼうっと通りすぎてしまうところだったが
風が吹いた。
波紋のように揺れ、
さざ波のような音をたててこすれる葉たちに
気づかされたのだった。
腕や足に葉紋といっていいそれらを映す。
葉と陽の海の中だ。
外を歩く仕事。
道路から玄関まで、細い路地の両脇に様々な植物たちのある家。
小さい頃を思い出す。
家と隣の家の間に、細い路地のような庭。
両脇に山野草の鉢植えのびっしり。
亡父が好きで丹念に育てていたのだ。
あの頃はなぜ、そのことに感動しなかったのか。
多分当たり前の温もりとして、花たちがいつも傍に...
じりじりと日射し。
〈その時世界は正午だった〉は誰の言葉だったのだろう?
昔、男が夢見るように呟いていた、その大本は?
あるいは男そのものの言葉だったのか。
正午に日差しを浴びると、
ふっと思い出すのだった。
町を歩いた。
乾いた畑に茄子の花。
ミヤマアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、アゲハ。...
テスト。国語。
生意気な子供だったので、
国語のテストのおしつけの問題に、なんとなく、違和感が。
「このとき、彼がなにを思っていたか、次のなかから選びなさい」
「この行に出てくる、○○とは、どんな神ですか。」
読み方を強要されているようで。
読み方って、もっと沢山あって、いいんじゃないの?
みたいな...