Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

裏切り者のブルース

錆びたナイフが 月明かりを反射した。
俺は ソファに深く沈み込み
グラスの中で 氷がカチリと音を立てるのを 聞いていた。電話は鳴らない。
約束なんて言葉は 安いウィスキーよりも 早く蒸発した。テーブルの上には 灰皿と
奴が置いていった 鍵束。
街の騒音だけが 遠くで生きていた。信頼。
使い古された銃...

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アスファルトの夜

雨が 歩道を黒く叩いている。
街灯は 汚れきった水たまりに
安っぽいネオンを 放り投げていた。俺は 火のつかないライターを捨て
湿った煙草の 苦味を噛む。
誰かが 裏路地で 短い悲鳴をあげ
それもすぐに 車の騒音に 塗りつぶされた。正義なんて言葉は 辞書の中だけの話だ。
ここでは 冷えたコーヒーと ...

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曇天の歌

ああ 雨がふる 雨がふる
空のずうっと 高いとこから
汚れつちまつた ぼくの肩に
冷たい飛沫 がはねてゐるぎんいろの ひよつとしたら かなしみが
ぢりぢりと 胸を焼くのでせう
ぼくは がたがた ふるへながら
どこの誰とも 知らぬ 街をゆくゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
どつけん どつけん 荷馬車がゆ...

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わすれられた窓に寄せて



ささやかな風が そよぎながらあかるい午後の しづけさをはこんでくる
ぼくの指先は まだ見ぬ誰かのために
淡い追憶の 図面をひいているあの山なみの 青いかげに
小さな家を ひとつ建てよう
窓には 夕映えの雲をうつし
庭には 名もなき草をそよがせようけれど 幸福はいつも ゆふぐれのやうに
ぼくのての...

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