三なる叡智の詩編:理性を超える生のうねり
- カテゴリ: 小説/詩
- 2026/06/12 16:12:48
第一節:星のちりばめられた空(カントの章)我が上なる星空と、我が内なる道徳律。
理性は理性の限界を知り、物自体の深淵の前に立ち尽くす。
時空の檻(おり)の中で、それでも私たちは問いを止めない。
現象の闇を照らすのは、自ら律する純粋なる理性の光。第二節:永遠の車輪を回せ(ニーチェの章)神は死んだ、なれ...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
第一節:星のちりばめられた空(カントの章)我が上なる星空と、我が内なる道徳律。
理性は理性の限界を知り、物自体の深淵の前に立ち尽くす。
時空の檻(おり)の中で、それでも私たちは問いを止めない。
現象の闇を照らすのは、自ら律する純粋なる理性の光。第二節:永遠の車輪を回せ(ニーチェの章)神は死んだ、なれ...
「幸福(しあはせ)のあつまる場所を、人は終着駅と呼ぶのださうです。
しかし、そこへ行き着くための切符を、私はいつのまにか失くしてしまいました。気がつけば、私のまわりには、ただ鬱陶しい梅雨の雨と、
行き場のない、みつともない涙の雫があるばかり。いまさら、誰を恨むわけでもありません。
これは、ただの愚か...
窓のそとには かすかな雨のしづくが
かすんで消え去る ひとつの旅の終はりに
あたたかい記憶のなかの あの日のはなびらが
いまも私のこころに そつと舞ひ降りる汽車は鳴らす かすれた汽笛の音を
遠いあふぞらの 見えない記憶にむけて
あまたの駅をすぎ ここまで運ばれたものは
ただひとつの 小さななみだの雫...
いつしか街は 淡いみどりにつつまれて
しづかに始まる あめの季節のゆうぐれ
窓にのこされた 小さななみだの雫は
かすかな光をあつめ ただきらめいている遠くのほうで ひびく切ない汽笛のねは
白くかすんだ 雲のむかうへ消えてゆく
私はひとりで 古いともしびをかかげ
すぎてゆく日の やさしい足音をきいてい...
つめたい雨は すべてを濡らしてゆく
あぢさいの青も 夕闇のふかい底へと
わたしのこころの 小さななみだの雫は
どこへも行けずに ただ溢れてしまふ遠い駅からは かなしい汽笛のねが響き
もう帰らない旅人を 呼んでいるやうだ
あんなに優しかつた あの日の光は消え
いまはただ 梅雨のはじまりの暗いよるあなた...