【小説】ガラスの少女 その⑨ 崩壊の前兆
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/03/03 20:41:58
――――湖桃の家
「湖桃ーー!高橋君が迎えに来てくださったわよ。」私は学校に行くつもりはなかったんです。でも、大地君が来てくれたので、慌てて用意をして、玄関に行きました。「大地君、迎えに来てくれたんだ♡」私は、嬉しかったんです。浩平でさえ、迎えに来てくれたことはなかったから...「おまえ、ほっとく...
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――――湖桃の家
「湖桃ーー!高橋君が迎えに来てくださったわよ。」私は学校に行くつもりはなかったんです。でも、大地君が来てくれたので、慌てて用意をして、玄関に行きました。「大地君、迎えに来てくれたんだ♡」私は、嬉しかったんです。浩平でさえ、迎えに来てくれたことはなかったから...「おまえ、ほっとく...
――――3年10組の前の廊下
私は大泣きして泣き崩れました。大地君はそんな私を抱きかかえるように連れて行きました。「大地君のばか!!!!」「どうして浩平と別れさすのよ!!!!」私は大地君の胸をドンドン叩き泣きました。大地君はその両手をしっかり握り、こう言いました。「湖桃...おまえ、今の浩平と居て...
昨日から、血尿が出ています。少しですが、心配です。
癌だったどうしよ。。。。
いつかは死ぬんだから、それが今でも不思議はないですよね。
今日は、精神的に?体力的に?ダメで、一日寝てました。
それでも、小説だけは書きたくて、夕方に、痛み止めと栄養ドリンクと頓服を飲んで、1話だけは、書けました。
巡回...
――――3年10組の教室
いったん帰りかけた愛里ちゃんが戻ってきてくれました。大地君は、冷たく愛里ちゃんに帰るようにいいました。でも、私は愛里ちゃんにいて欲しいとお願いしました。
「平松、残ってても気持ちのいい話じゃないぞ!」大地君は冷たく言いました。愛里ちゃんは無言でうなずきました。
大地君の言...
――――3年10組
今日も看板係しなきゃ...伊藤さん、いないけど、どうしたのかしら?浩平は生徒会の仕事だって言ってたし...看板の方は、1年生が頑張ってくれてました。
6時過ぎたころ、応援団の練習が終わったみたいで、愛里ちゃんが様子を見に来てくれました。「湖桃先輩、こんばんは♡」「愛里ちゃん、こ...