Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

想いで——東方の浜に寄せて3

黄昏の薄紫の影のなかから
三日月の細き刃が 天を切り裂き
白い翼を濡らして 一羽の鴎が還る
星の欠片も見失つた 暗き夜の海から東方の浜辺には 凍てつく風が吹き
砕ける波頭は すべてを拒むやうに白い
僕はただ独り 冷たき砂の上に立ち尽くし
去り行くおまへの 最後の鳴き声を待つてゐる欠けたる月は 戻らぬ...

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想いで——東方の浜に寄せて2

それは 黄昏の薄紫の影から
三日月の細い刃が 天空を切り裂く時
潮騒に紛れて 静かに零れ落ちる
星の欠片を 砂丘に探す旅人のように東方の浜辺には 冷ややかな風が吹き
波頭は銀色の光を纏って 砕け散る
僕はただ独り 夜の始まりに立ち尽くし
お前と見上げた 遠い夜空の記憶を辿る欠けた月は 去り行く季節の...

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想いで——東方の浜に寄せて

それは 黄昏の薄紫の影から
白い翼を広げて 飛んで来るもの
蒼空の果てを 懐かしむように
鴎よ お前はどこから還るのかそこは東方の 波の寄せる静寂の浜
風が貝殻の歌を歌い 潮の香が満ちる場所
僕の知っていた 遠い日の明るい記憶
お前はそこに 白い影を落として過ぎるお前には見ただろうか あの日の地平線...

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硝子の川、あるいは彼女の涙

夏の夜気は、湿った銃弾のように重い。
錆びついたボラード(係留柱)に腰をかけ、
俺は冷めきった煙草に火をつけた。揺れる波頭が、月光を鋭く撥ね返している。
まるで、あいつが最後に浮かべた、
あの酷く冷ややかな微笑の刃のように。「今さら、戻りたいなんて言うなよ」潮騒の隙間から、古いハスキーな歌声が聴こえ...

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朝のカンバス(自己・セルフの誕生)

藍色の夜が静かにひらいてゆく、
光と影が、ひとつのやわらかな灰色にまじりあう場所。
ぼくのなかの少年(シャドウ)も、水底の少女(アニマ)も、
いまはみんな、ぼくの呼吸のなかへと還ってきた。見上げる空には、ひなぎく色のあかりが満ちて、
バラバラだったぼくの破片(かけら)を、やさしく包む。
それは四角い...

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