やっぱりベベだろう。
だいすきな大切な友人。
19歳で、年をとらない永遠の子になった。
いまでも夢のなかで彼女にあう。
まちで、近所で、彼女に似た模様の猫をみると
ああ、ベベも、こんなふうだったなと、
彼女をおもう。
つながりがたしかにあったと思う。
わたしからしかご飯をたべない猫。
自転車でかえ...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
やっぱりベベだろう。
だいすきな大切な友人。
19歳で、年をとらない永遠の子になった。
いまでも夢のなかで彼女にあう。
まちで、近所で、彼女に似た模様の猫をみると
ああ、ベベも、こんなふうだったなと、
彼女をおもう。
つながりがたしかにあったと思う。
わたしからしかご飯をたべない猫。
自転車でかえ...
今朝の夢を、めずらしく布団のなかで
メモしたのだが、
とちゅうまでしか思い出せなかった。
それは、
ちがう生を生きているわたしの影を追うようなものだった。
『速水御舟 ─日本美術院の精鋭たち─』
(二〇一三年八月十日─十月十四日、山種美術館)
続き
このほか数点の展示があり、未完の作品《盆栽梅》(一九三五(昭和十)年)があった。正月の梅が描かれているが、二月末に発病、三月二十日に腸チフスで亡くなっているので、絶筆に近いだろう。だが未完なので、これが...
『速水御舟 ─日本美術院の精鋭たち─』(二〇一三年八月十日─十月十四日)。 続き
第一章、おふねさんのそんな歓迎の手招きの後、菱田春草らの作品を見る。菱田春草の朦朧体とよばれる、霞がかかったようなにじんだ筆にも、しみいるものがあった。解説によると、空気をあらわそうとしたらしい。空気というよりも、...
恵比寿駅につく。ここから山種美術館のほうへ歩く。美術館への道案内の標識やポスターなどが年々増えた気がする。聞く人が多いのだろうが、移転してから数年。こうしてこの地になじんでゆくのかもしれない。お堀端にあった頃もよかったが。
さて『速水御舟 ─日本美術院の精鋭たち─』(二〇一三年八月十日─十月十四...